布団でもお風呂でも学校でもソーシャルメディアにどっぷり浸り、空気をうまく読めないといじめの対象になる。自分の実名や顔写真をネットに公開し、実際に会ったことがない「親友」とチャットでメッセージを交わす――。 時間を問わずメッセージが飛び交うソーシャルメディアは、「不夜城」のように子供たちを吸い寄せる。そこには普通の子供たちが生息し、実生活とは異なる様々な出来事に遭遇している。親の世代には危険極まりなく見える子供たちの振る舞いの背景には、この世代ならではの理屈と理由が存在している。 教員の経験を持つITジャーナリストの高橋暁子氏が、現場での取材や講演などで子供や保護者、教員たちから聞いたリアルなソーシャルメディア事情を伝えていく。
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