ロシア中部で、隕石(いんせき)とみられる物体が落下し、その際の衝撃で、広い範囲にわたって建物のガラス窓が割れるなどして、これまでにおよそ500人がけがをしました。 ロシア中部のチェリャビンスク州などで、現地時間の25日午前9時すぎ(日本時間の25日正午すぎ)、空から火の玉のような物体が白い煙を残しながら落ちていくのが目撃されました。 ロシア非常事態省によりますと、落ちてきた物体は隕石とみられ、落下中に強い光を発しながら爆発して、空中でバラバラになったということです。 ロシア内務省によりますと、この衝撃で、広い範囲にわたって、学校をはじめ、建物のガラス窓が割れるなどして、これまでにおよそ500人がけがをし、このうち20人以上が入院しているということです。 また、建物の被害は300棟以上に及び、中心都市のチェリャビンスクにある亜鉛工場では、建物の壁の一部が崩れ落ちるなどの被害も出ています。 こ