今年に入り活発化している嫌韓デモ。3月31日にも新大久保で行われ、商店街に怒号が響き渡っていた。しかしつい先日までは「韓国は竹島を返せ!」「朝鮮人を殺せ!」といったヘイトスピーチばかりが聞こえていたのに、この日はまるで違う言葉が、街を埋め尽くしていた。 「在特帰れ!」 「レイシスト帰れ!」 在日特権を許さない市民の会(以下「在特会」)などが協賛する、『特定アジア粉砕新大久保排害カーニバル!!』と称した排外デモ隊が新宿区内の大久保公園を出発し、職安通りのドン・キホーテ前に差し掛かった瞬間。沿道を埋めていた人たちから、このような声が次々とあがった。 車道を行進するデモ隊に向かい、歩道側からトラメガ(拡声器)で「レイシストは消えろ! 日本の恥!」と叫ぶ人、機動隊に静止されながらも中指を立てて挑発する人、極彩色のアフロヘアで扮装し、尻を向けながら嘲るグループ、そして静かに「仲良くしようぜ」「排外主