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2023年10月20日のブックマーク (3件)

  • コロナ後遺症に抗うつ薬が効く? 腸の炎症と脳の関係を解明

    米バージニア州フェアファックスの自宅で休むイブ・エフロンさん。1年近くコロナ後遺症の症状に悩まされ、頻繁に休憩を取らなければならないという。彼女の場合、重度の疲労感、ブレインフォグ、不安感、抑うつなどの症状がある。(Photograph by Carolyn Van Houten, The Washington Post/Getty Images) 新型コロナウイルスに感染して完全に回復する人がいる一方で、なぜ一部の人は罹患後症状(いわゆる後遺症)が消えないのか。その理由はまだ明らかになっていないが、最新の研究がいくつかの興味深い手がかりを示している。 2023年10月16日付けで学術誌「Cell」に発表された研究は、腸にわずかに残っているウイルスが慢性的な炎症を引き起こし、セロトニンの分泌を抑制していることを示した。セロトニンは、腸と脳にあるニューロン(神経細胞)間の情報伝達に必要な神経

    コロナ後遺症に抗うつ薬が効く? 腸の炎症と脳の関係を解明
  • オートファジーとは - 吉森研究室 | 大阪大学大学院 生命機能研究科 細胞内膜動態研究室/医学系研究科 遺伝学教室

    オートファジー=Autophagyのautoはギリシャ語で「自己」、phagyはphage等と同類で「べる」の意です。日語では、自作用とか自己貪などというおどろおどろしい訳語が使われますが、要するに細胞が自己成分を分解する機能のことです。近年オートファジーの研究は飛躍的に発展し、オートファジーが発がん、神経変性疾患、2型糖尿病等の生活習慣病、心不全、腎症、感染症、各種の炎症など、さまざまな重要疾患の発症を抑止していること、また発生・分化、老化、免疫などにおいて重要な生理機能を持つことが明らかになり、オートファジー研究は現在大きな注目を集めている研究分野です。 細胞を構成するタンパク質などの高分子は、時間がたつと何となく壊れるのではなく、一定期間後細胞によって能動的に分解されており、合成と分解のバランスによって生命は成立しています。オートファジーは、プロテアソーム系と並ぶ主要な細胞内

    オートファジーとは - 吉森研究室 | 大阪大学大学院 生命機能研究科 細胞内膜動態研究室/医学系研究科 遺伝学教室
  • なぜハダカデバネズミは老化せず、突然死ぬのか…生命科学者が発見した「死の直前まで元気バリバリ」への条件 人類はわざわざ老化している可能性がある

    見た目は若いまま、突然寿命が尽きる 老いとは何かと問われたら、みなさんどう答えますか。 「体力が衰える」「顔がシワシワになる」「走れなくなる」「病気になりやすくなる」。全て正解です。一言で定義すると、「死亡率が上がること」と考えるとわかりやすいでしょう。 では、みなさん、「なぜ歳をとると、ヨボヨボになるの?」と聞かれたらどう答えますか。 おそらく多くの人は「生き物は全て歳をとると体が衰える。老化は必然で誰もが避けられない」と答えるのではないでしょうか。 残念ながら、それは間違っています。というのも、ここ30年ほどで「生き物の老化は必然」の常識は大きく塗り替えられてきたからです。 「老いは避けられる」という認識が研究者の間では広まっています。 信じられないかもしれませんが、これは生き物としては決しておかしなことではありません。なぜかというと、老化しない生き物が存在するからです。歳をとってもな

    なぜハダカデバネズミは老化せず、突然死ぬのか…生命科学者が発見した「死の直前まで元気バリバリ」への条件 人類はわざわざ老化している可能性がある