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ブックマーク / www.rehabilimemo.com (28)

  • 筋トレが睡眠の質を高める〜世界初のエビデンスが明らかに - リハビリmemo

    2017年7月のTime誌にある精神科医の話が掲載されていました。 精神科医のオークランダー氏は、多忙な仕事と不規則な生活から肉体と精神の不調を感じていました。そこで、かねてから自分が患者に「運動の重要性」を説いていたように、自分もトレーナーをつけて筋トレを始めてみたのです。 筋トレを初めて1ヶ月後、オークラウンダー氏は自身の変化についてこのように述べています。 「睡眠時間が少ないにもかかわらず、ぐっすりと眠れるようになりました。そしてエネルギーに満ち溢れている自分に気づきました」 このコメントを裏付けるように、2017年7月、世界で初めてレジスタンストレーニング(筋トレ)と睡眠についてのシステマティックレビューが雑誌Sleep Medicine Reviewsに掲載されたのです。 ✻システマティックレビューとは、質の高い研究データを集め分析した、もっともエビデンスレベルの高い報告。 著者

    筋トレが睡眠の質を高める〜世界初のエビデンスが明らかに - リハビリmemo
  • BCAAが筋トレ後の筋肉痛を回復させるエビデンス - リハビリmemo

    今、スポーツ栄養学の界隈では、BCAAと筋肉痛がトピックスになっています。 2017年9月、BCAAと筋肉痛について、テヘラン医科大学のRahimiらはメタアナリシスを報告し、同じ月にマルセイユ大学のFouréらはシステマティックレビューを報告したのです。 ✻メタアナリシス、システマティックレビューはともに質の高い研究データを集め分析した、もっともエビデンスレベルの高い報告。 ふたりのレビューは、このように結論づけています。 「BCAAが筋肉痛を回復させるが、効果は最適な摂取方法にもとづく」 これまでにもBCAAが筋肉痛を回復させる報告は多くありましたが、統計的なエビデンス、有効な適応や使用方法は明確になっていませんでした。今回のレビューによって、これらのすべてが明らかになったのです。 今回は、RahimiとFouréらのレビューをもとに、BCAAが筋肉痛に与える効果について考察していきま

    BCAAが筋トレ後の筋肉痛を回復させるエビデンス - リハビリmemo
  • 筋トレの前にストレッチングをしてはいけない理由 - リハビリmemo

    私たちは運動の前によくストレッチングをします。 これはストレッチングをすることによって怪我を予防できるというエビデンスにもとづいています(McHugh MP, 2010)。 怪我の予防をストレッチングの正のエビデンスとするのであれば、実はストレッチングには負のエビデンスもあるのです。 それは「運動前のストレッチングはパフォーマンスを低下させる」というものです。 2004年、カナダ・SMBJ病院のShrierらは、世界ではじめてストレッチングが筋力やジャンプなどの瞬発力を低下させることを明らかにしました(Shrier I, 2004)。 Shrierらの報告以降、多くの研究者によって同様の結果が報告されました。このような背景から、2006年には欧州スポーツ医学会が、2010年には米国スポーツ医学会が運動前のストレッチングがパフォーマンスを低下させるという公式声明を発表しました。 『ストレッチ

    筋トレの前にストレッチングをしてはいけない理由 - リハビリmemo
  • 筋肉量を維持しながらダイエットする方法論 - リハビリmemo

    理想のダイエットとは何でしょうか? アメリカ・チャールストン大学のDudgeonらはこう答えています。 「筋肉量を維持しながら体重(脂肪)を減らす」 割れた腹直筋、肥大した大胸筋、盛り上がる上腕二頭筋、腸腰筋の浮き出たウエスト。多くのトレーニーがSNSに自分の身体をアップすることからも、ボディメイクのひとつの目的が身体美といっても過言はないでしょう。 この身体美を得るためには、筋肉量を維持しながら体重(脂肪)を減らさなければなりません。 しかし、筋肉量の維持と体重の減少はトレードオフの関係でもあります。カロリー制限やトレーニングによるダイエットの多くの場合で筋肉量が減少してしまうからです(Witard OC, 2014)。 では、どのようにしたら理想のダイエットを達成できるのでしょうか? Dudgeonらはこう続けます。 「そのためにはタンパク質の摂取が鍵である」 今回は、筋肉量を維持しな

    筋肉量を維持しながらダイエットする方法論 - リハビリmemo
  • 筋トレが不安を解消するエビデンス - リハビリmemo

    ジムには多くの笑顔があります。 そこには悩みや不安を感じさせないトレーニーの姿があります。 これまで、筋トレが不安のようなネガティブな感情に与える効果的なエビデンスは示されていませんでした。今年8月、雑誌Sports medicineで世界で初めてレジスタンストレーニング(筋トレ)が不安を改善するというメタアナリシスが報告されたのです。 今回は、このメタアナリシスをご紹介しながら、不安がもつ意味とマネジメントについて考察していきましょう。 Table of contents ◆ 日人は世界でいちばん不安になりやすい ◆ 筋トレが不安を解消するエビデンス ◆ 読んでおきたい記事 ◆ 参考論文 ◆ 日人は世界でいちばん不安になりやすい ヒトは400万年前に二足歩行を獲得し、森林からサバンナに生活の場を移し、繁栄してきました。しかし、そこにはライオンなどの肉獣がおり、いつも捕されるリスク

    筋トレが不安を解消するエビデンス - リハビリmemo
  • 長生きの秘訣は筋トレにある - リハビリmemo

    加齢とともに、私たちの筋肉は減少し、脂肪は増加していきます。 40歳から80歳までに筋肉は男性で10.8%、女性で6.4%減少し、それに対して内臓脂肪は男性で42.9%、女性で65.3%も増えることが報告されています(Yamada M, 2014)。 Fig.1:Yamada M, 2014より筆者作成 加齢にともなう筋肉の減少と脂肪の増加、これは何を意味するのでしょうか? それは「死」です。 子孫を残し、役目を終えた私たちは、遺伝子のプログラムによって、加齢とともに筋肉を減少させ、脂肪を増加させながら生命の終焉を迎えるのです。しかし現代の医学は、これに抗うかのように長生きするための最適戦略を見つけつつあります。 今回は、長生きするための最適戦略について、今年8月に報告された知見をご紹介しましょう。 Table of contents ◆ 筋肉が少なく、脂肪が多いともっとも死亡率が高くなる

    長生きの秘訣は筋トレにある - リハビリmemo
  • いつまでも若々しい筋肉を維持するためには筋トレだけじゃ不十分? - リハビリmemo

    加齢による筋肉の衰えからは誰しも逃れることはできません。 多くのメディアやブログでは、加齢に負けず若々しい身体でいるために「筋トレ」を推奨しています。しかし、現代の運動生理学は次のようにいいます。 「筋トレだけでは不十分である」 2014年、筑波大学のYamadaらは、日人を対象にした加齢による筋肉量の減少についての大規模調査を報告しました。 対象は40〜79歳の男性16,379名、女性21,660名です。その結果、全身の筋肉量は79歳までに男性で10.8%、女性で6.4%減少することがわかりました。 Fig.1:全身の筋肉量の加齢による変化率(Yamada M, 2014より筆者作成) さらに、腕の筋肉量は男性で12.6%、女性で4.1%減少し、足の筋肉量は男性で10.1%、女性で7.1%減少することがわかりました。 Fig.2:腕の筋肉量の加齢による変化率(Yamada M, 201

    いつまでも若々しい筋肉を維持するためには筋トレだけじゃ不十分? - リハビリmemo
    border-dweller
    border-dweller 2017/08/07
    有酸素運動は自転車でもいいのかな?
  • 筋トレとアルコール摂取の残酷な真実 - リハビリmemo

    2014年2月、私たちにとって、あまりにも残酷な事実が公表されました。 「トレーニング後のアルコール摂取は筋肥大の効果を減少させる」 トレーニング後のアルコール摂取は格別な幸福を与えてくれます。厳しく、辛い自分との戦いを終えたあとに、最大の安らぎを与えてくれるのがアルコールなのです。事実、スポーツ選手の多くがアルコールを好んで摂取しています(O'Brien KS, 2007)。 しかし、現代のスポーツ医学では、トレーニング後のアルコール摂取はトレーニング効果を3割も減少させると言います。 今回は、この残酷な事実を示した研究報告とともに、近年、明らかになった新たな事実をご紹介したいと思います。残酷な世界から目を背けてはいけません。 Table of contents ◆ 筋トレ後のアルコール摂取は筋タンパク質の合成作用を減少させる ◆ 筋トレ後にアルコールを摂取してはいけない理由(メカニズム

    筋トレとアルコール摂取の残酷な真実 - リハビリmemo