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ブックマーク / karapaia.com (97)

  • クマムシのタンパク質を人間の細胞に導入したところ老化を遅らせることが判明

    地上最強の生物と呼ばれる「クマムシ」は、いつの日か人間の命を救ったり、老化を防いだりしてくれるかもしれない。クマムシから抽出されたタンパク質が、人間の細胞の老化を遅らせることが判明したそうだ。 米国ワイオミング大学の研究チームたちは、極限状態にも耐えるクマムシの防御システムの秘密を探るために、そのタンパク質を人間の細胞に導入してみた。 すると代謝が遅くなり、ヒト細胞の分子プロセスが減速することが明らかになったのだ。いったいどういうことなのか?詳しく見ていこう。 クマムシが休眠状態(乾眠)の鍵を握るタンパク質 『Protein Science』(2024年3月19日付)に掲載されたこの研究は、クマムシが強いストレスを受けたとき、休眠状態になるメカニズムを調べたものだ。 体長0.5ミリにも満たない「クマムシ(緩歩動物)」は、カラカラに干上がっても、あらゆる分子運動が停止する絶対零度近くまで冷や

    クマムシのタンパク質を人間の細胞に導入したところ老化を遅らせることが判明
  • 新たな物理法則が「我々はシミュレーションの中に生きている」という仮説を裏付けていると研究者 : カラパイア

    人類が生活しているこの世界はコンピューターの中に作られたシミュレーションであるとする仮説がある この「シミュレーション仮説」を立証するために様々な研究が行われているが、少なくともイギリス、ポーツマス大学の物理学者は、彼が発見した新しい物理法則がこの仮説の正しさを裏付けていると主張している。 彼によれば、情報はエネルギーや質量と等価であり、この宇宙を構成する基的な構成単位なのだという。 最新の論文では、こうした仮説を物理学や宇宙論の中で検証し、その正しさが裏付けられたとしている。

    新たな物理法則が「我々はシミュレーションの中に生きている」という仮説を裏付けていると研究者 : カラパイア
  • 昆虫も痛みを感じることを示す証拠が発見される : カラパイア

    人間は長い間、昆虫は刺激に対してロボットのような反応を示すだけの、機械的な生き物と見なしてきたため、痛みを感じないものだと思っていた。 事実過去には、昆虫には痛みを感じる”痛覚”がないという説が有力言われていたのだが、どうやらそうではなさそうだ。 ロンドン大学クイーンメアリー校のグループの新たな研究によると、昆虫も痛みを感じている可能性があるという。 『Proceedings of the Royal Society B』(2022年6月6日付)に掲載された研究では、彼らに痛みを制御しているらしきメカニズムがあったと報告している。

    昆虫も痛みを感じることを示す証拠が発見される : カラパイア
  • これは大人も楽しめる!シュールな絵本「はらぺこクトゥルフむし」|カラパイア

    この画像を大きなサイズで見る はらぺこあおむしという児童用の絵をご存じだろうか?アメリカの絵作家エリック・カールが1969年に出版したもので、日曜日の朝に生まれたあおむしが毎日ムシャムシャといろんなものをべまくり、最後には立派な美しい蝶へと変身する。 鮮やかで大胆なきり絵のような色使いと穴が開いた仕掛けが斬新で、子供たちに、もりもりべて大きく成長して欲しいというとしても秀逸で、世界中で愛読されベストセラーとなった。 このはらぺこあおむしをベースに作られたのが「はらぺこクトゥルフむし」である。昨年キックスターターで資金募集され、目標金額を3倍以上うわまわる達成金額を得てついに商品化された。 クトゥルフ好きなら要所要所にちりばめられたクトゥルフネタにぐっとくるはずだ。 The Very Hungry Cthulhupillar / translated melondeau / e

    これは大人も楽しめる!シュールな絵本「はらぺこクトゥルフむし」|カラパイア
  • 何を言っても通じない。陰謀論を信じる人の論法とそれに対処する方法

    今年、こんな噂を耳にしなかっただろうか? 「新型コロナの大流行はでっち上げ」「支配者層が老人を削減しようとしている」「5Gが新型コロナウイルスを加速させている」などなど、ちゃんと調べれば根拠に乏しいものばかりだ。 これらはSNSなどで拡散されていて、信じている人も多い。もしあなたの家族や知人までが真顔で口にしていたらどうすればいいだろうか? 陰謀論の多くは不安や恐怖から生じているものだ。あなたがどんなに正論を言っても、根拠とするデータを提示しようとも納得してはくれないし、火に油を注ぐだけだ。では、相手の誤りを正すにはどうすればいいのか? それには陰謀論者が良く使う誤謬(詭弁)を理解する必要があるという。 陰謀論者が良く使う5つの誤謬(詭弁) 以下では、ガーディアン紙で解説されている陰謀論者が良く使用する5つの誤謬(詭弁)を紹介しよう。自分や家族が陰謀論にハマってしまわないよう知っておいても

    何を言っても通じない。陰謀論を信じる人の論法とそれに対処する方法
  • 珍獣カモノハシに新たなる奇妙な特徴を発見。体が蛍光色に光ることが判明(米研究)

    オーストラリアに生息する「カモノハシ(学名 Ornithorhynchus anatinus)」は、哺乳類でありながら卵を産み、口には歯がないかわりに電気を感じるクチバシがあり、手足の水かきで泳ぎ回り、オスには毒爪まであるという珍獣だ。 あまりにも独自路線の進化を遂げたために、カモノハシ単独でカモノハシ科カモノハシ属を構成する。 そんな彼らには更に奇妙な特徴を持っていることが明らかになったそうだ。紫外線(UV)で照らすと、毛皮が青緑の蛍光色に光り輝くというのだ。 哺乳類では珍しい生物蛍光を持つカモノハシ 生物が光を生成し放射する現象は「生物蛍光(biofluorescence)」と呼ばれており、化学的エネルギーを光エネルギーに変換する化学反応の結果として発生する。光を照射されると、短い波長の光が吸収され、より長い波長の光が再放射されることで輝くのだ。 自然界を見渡せば、それほど珍しい現象で

    珍獣カモノハシに新たなる奇妙な特徴を発見。体が蛍光色に光ることが判明(米研究)
  • そして犬はケルベロスとなる。ハロウィンで世界各地に出没した地獄の番犬たち

    当たり前のことが当たり前なじゃなくなってしまった今年、何でもないようなことが幸せだったと思うことも多かったんじゃないだろうか(by 虎舞竜) それでも前向きに、制限された暮らしの中から楽しみを見出そうとすることができるなら、今だからこそできることを見つけることができたなら、変化と付き合うのも悪くないだろう(by ぺこぱ) 2020年のハロウィンは例年とは違った形になってしまったが、それでも犬たちは、ギリシア神話に登場する冥府の番犬「ケルベルス」に扮し、散歩中に出会った人々を驚かせながら、ハロウィンを盛り上げてくれていたようだ。 ケルベロスに扮した犬たち ケルベロスは冥府神ハデスによって飼われていた三つ首の犬で、冥府の入り口を守護する地獄の番犬だ。ケルベロスに扮した犬たちは、我々を守ってくれるに違いない。 そんなケルベロスになりきり、散歩という名の街のパトロールをしてくれていた犬たち。そのク

    そして犬はケルベロスとなる。ハロウィンで世界各地に出没した地獄の番犬たち
  • 海の中では収束進化でカニ化が進んでいた。もしかしたらカニ型宇宙人が存在しているかもしれない?

    収束進化(収斂進化)は、統の異なる生物種間で類似した形質を個別に進化させることを意味するが、どうやらカニの形状は理想の究極ボディの1つであるらしく、海の中ではさまざまな種がそれぞれ独自にカニの姿に進化しているという。 これを「カニ化(carcinisation)」と呼ぶのだそうだ。 ネット上で疑問解決 ネットは発見の宝庫である。自分で直接目にすることができなくても、代わりにそれを確認してくれる人がどこかにいる。世界各地からそうした情報が日々寄せられている。 例えば、ぷぅと膨らむフグはどうやって膨らむかご存知だろうか? 風船なら空気で膨らむが、海の中に膨らむくらいたくさんの空気なんてあるのだろうか?そんなモヤモヤした疑問もほら、こちらの報告を見ればスッキリだ。 I literally always thought pufferfish inflated with air which does

    海の中では収束進化でカニ化が進んでいた。もしかしたらカニ型宇宙人が存在しているかもしれない?
  • 切れば切るほど固くなる。世界初の切断不能な金属が誕生(イギリス・ドイツ共同研究)

    それは鉄鋼の15%の密度しかない。にもかかわらず切ることができない。それどころか、切ろうとすればするほどに、破壊力を増して工具を返り討ちにしてしまう。そんな驚くべき金属が開発されたようだ。 ダラム大学(イギリス)とフランホーファー研究機構(ドイツ)の研究グループが作り出した世界初の切断不能な金属は、ギリシャ神話の海の神にちなみ「プロテウス(Proteus)」と呼ばれている。 振動するセラミック球が工具を返り討ちに 研究の中心人物ステファン・シニシェフスキ氏(ダラム大学)によると、プロテウスを切るということは、「塊が詰まったゼリーを切るようなもの」なのだそうだ。 以下の映像でも分かるように、じつは表面だけならグラインダーやドリルで切削することができる。 しかし、それが柔軟な素材に組み込まれているセラミック球に接触したとき、プロテウスは牙を剝く。振動が生じて切削工具の鋭利な刃の部分を破壊してし

    切れば切るほど固くなる。世界初の切断不能な金属が誕生(イギリス・ドイツ共同研究)
  • 猫はダンボールが好き!じゃあ大型のネコ科はどうなのか?実験してみよう|カラパイア

    この画像を大きなサイズで見る ネット上ではがダンボールを死守し、そして中に入り込んでいく動画が次々とアップされている。って当にダンボールが好きなんだよなぁ。と実感しているおともだちも多いことだろう。ではの仲間であるところの大型ネコ科である、ライオンやトラ、ヒョウさんたちはどうなのよ?ってことで実験してみた映像が公開されていた。 どの子もみんなダンボールに興味津々で大好きなことはわかったんだけど、あまりにもパワフルすぎて、遊ぼうとおもうとブワっと壊れちゃうあたりがなんとも物悲しいね。そんな中、オオヤマネコのレインダンスさんだけは、結構家に近いたわむれ方ができてたみたいだけどっと。

    猫はダンボールが好き!じゃあ大型のネコ科はどうなのか?実験してみよう|カラパイア
  • サメなの?ウナギなの?それともアザラシ?様々な特徴を持つ謎の海洋生物がオーストラリアの海岸に打ち上げられる

    時に謎の生物が海岸で発見されることがあるが、このほどオーストラリアで、サメとウナギの中間のような、顔だけみるとアザラシにも似ているような、奇妙な謎の海洋生物が打ち上げられ、地元住民を驚かせた。 このミステリアスな生物はいったい何なのか? アクア生物処理班のお友達ならピーンときたかもしれない。 フェイスブックに投稿された謎の水中生物の正体は? オーストラリア・ビクトリア州ギップスランドにあるゴールデンビーチで、奇妙な海洋生物が発見された。 その姿はすぐさまコージー・シーサイドエスケープ(Cosy SeasideEscape)のフェイスブックページに投稿された。 Facebookで開く 深海に生息するトラザメ科の可能性大 キャプションには「ビーチを散歩中、日焼けに上がってきたキャットシャークを発見」とある。キャットシャークはトラザメ科メジロザメ目に属するサメの一種である。 トラザメ科は少なくと

    サメなの?ウナギなの?それともアザラシ?様々な特徴を持つ謎の海洋生物がオーストラリアの海岸に打ち上げられる
    border-dweller
    border-dweller 2019/07/10
    “ラスティ・カーペットシャーク”
  • ドイツで、選別後のオスのヒヨコの大量殺処分が合法と認められる

    ニワトリのオスは、卵を産めないし、肉としても適さないという理由で、ヒヨコの段階で選別され、オスであることが分かると大量に殺処分される。 その数は、毎年推定40~60億羽にものぼると言われている。 その処分方法は人道的ではない場合が多く、批判の声が上がっているのが現状だが、そんな中、ドイツの裁判所は、卵の生産者や養鶏業者が不必要なオスのヒヨコを間引いて殺すことを合法だとする裁定を下した。 ただしこの判決は、殺処分以外の代替案が見つかるまでという期限つきである。 オスのヒヨコの大量殺害を認める判決。ただし ドイツ連邦行政管理裁判所は、代替案が見つかるまでという期限つきで、鶏産業者のオスのヒヨコの間引き行為を認めた。 オスのヒヨコの大量間引きは、世界中の鶏産現場で一般的に行われている。 生まれたばかりのヒヨコは雌雄を鑑別され、オスだけが殺される。その方法は、ガスで窒息させたり、高速粉砕機に放り

    ドイツで、選別後のオスのヒヨコの大量殺処分が合法と認められる
  • ウサギは悪の象徴だったのか?中世の写本に見られる殺人ウサギ

    あのかわいらしくて愛嬌のあるウサギが人間を脅かすどころか命を狙うだと? 現代ではあまり考えられないことだが、中世時代には、ウサギは人間を襲う生き物として描かれることが多かったようだ。 中世の写の傍注(ぼうちゅう:余白に添えた注釈)には、奇妙なモンスターのイラストが描かれていることがあるのだそうが、そこに良く登場するのが殺人ウサギだという。 写の傍注に描かれている殺人ウサギ 中世の写には傍注(ぼうちゅう:余白に添えた注釈)によく奇妙な姿をしたモンスターや半分人で半分獣の獣人、サルのようなものが描かれている。 写の研究家、マジョリーン・ドゥ・ヴォによると、宗教関係の書物ですら、こうしたイラストが描かれていることがあり、修道士や修道女、司教たちを楽しませるためのものだったと考えられるという。そうしたイラストの中に、良く登場するのが殺人ウサギである。 この画像を大きなサイズで見るimage

    ウサギは悪の象徴だったのか?中世の写本に見られる殺人ウサギ
  • アトピー性皮膚炎の根本的原因がついに突き止められる。効果的な治療につながることが期待される(英研究)

    実は私もアトピー性皮膚炎で、そこまでひどくはないのだが、手とお尻、脚の一部が頻繁に痒くなり、掻きすぎて角質化してしまったりしている。 かゆみというのは強敵で、「絶対掻かない!」と決めても心折れて掻きむしって大後悔。同じ症状を抱えている人ならきっとわかってくれるだろう。 だがついに、この病気の根的な原因がついにはっきりと解明されたようだ。その治療法の開発にもつながると期待される快挙だ。 フィラグリンと皮膚炎との関係 アトピー性皮膚炎は、子供の20パーセント、大人の3パーセントに見られるごく一般的な皮膚の症状だ。 かゆみのある湿疹が、慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返す疾患のことで、皮膚の“バリア機能”(外界のさまざまな刺激、乾燥などから体の内部を保護する機能)が低下していることがこれまでの研究からわかっている。 それだけたくさんの人が不快な思いをしているのに、症状を緩和するクリームや

    アトピー性皮膚炎の根本的原因がついに突き止められる。効果的な治療につながることが期待される(英研究)
  • GPSをつけたまま死亡しているワシを発見。そこには移動した軌跡が全て記されていた(サウジアラビア)

    サウジアラビア、ジーザーン州の湿地を散歩していた男性は、そこで意外なものを発見した。 体にGPS装置が取り付けられた状態で死んでいたソウゲンワシである。そこには所有者のメールアドレスも記載されていた。 GPSを調べたところ、このワシがこれまでに辿った経路がすべて記録されていた。とてつもない距離である。 ワシは雄大な生き物だ。威厳たっぷりの姿はもちろん、知性にあふれ、感嘆すべき狩りの技術を持っている。 もし、そのワシの旅について興味がある人ならば、このお話はきっと大いに好奇心を掻き立てられるだろう。 カザフスタンでワシに装着されたGPS サウジアラビア出身のファハド・キャッシュという男性が、湿地を散歩していたとき意外なものを見つけた。 この画像を大きなサイズで見るimage credit:Pikabu ワシの死体である。近寄って調べてみると、首のあたりにGPS発信機が装着されており、そこに所

    GPSをつけたまま死亡しているワシを発見。そこには移動した軌跡が全て記されていた(サウジアラビア)
  • 約1万年前の宇宙の金属から作られた仮面が発見される(アメリカ)|カラパイア

    約1万年前に宇宙からやってきた金属から作られたらしい古代の仮面が発見された。 これはアメリカ・フロリダ州で、メルボルン・ビーチで行われた金属探知機を使った調査中に発見されたもので、インカ帝国以前の文明のものと思われる。 隕石で抽出された金属から作られたその仮面の希少性から5500億円相当の価値がある「お宝」と噂されている。 インカ帝国以前の文明が作った神の仮面 推定によれば、使用されている隕石は1万から1万2000年前のもので、仮面はインカ帝国以前の文化のもの。宗教的な儀式に使われたのではと考えられている。 また仮面は、インカで最も重要な神の1柱である、創造神ビラコチャを模したものであるらしい。 神話によると、ビラコチャは暗黒に包まれていた時代、チチカカ湖から現れ、光をもたらした。さらに太陽、月、星々を創造したとされる神でもあり、石に息を吹きかけて人間を作り出した。 しかし最初の創造物は脳

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  • もうオスを殺さなくていい。孵化する前にヒヨコの性別を鑑定する画期的方法が考案される(ドイツ)|カラパイア

    ドイツの科学者がヒヨコが孵化する前にその性別を鑑定する方法を考案し、それを応用した第一号の卵がベルリンで販売された。 この手法は、受精後9日目の孵化する前のヒヨコの性別を識別することができる画期的な手法で、無益な無数の殺生を回避する人道的な方法である。 オスのヒヨコは卵を産めないし肉としても適していないという理由で、毎年40~60億羽が殺されているのが現状だ。 オスのヒヨコは殺処分されてしまうという現実 人間がニワトリを育てるのは主に2つの目的のためである――卵を産ませるか、用の肉にするか、だ。 しかしオスのニワトリはその目的に照らすと価値がないとされている。成長しても卵を産まないし、メスに比べると成長が遅いので、餌代がかかりすぎて売り物にならない。 そのために孵化したヒヨコがオスであることが分かると殺される。その数は、毎年推定40~60億羽にものぼると言われている。 処分の仕方は様々

    もうオスを殺さなくていい。孵化する前にヒヨコの性別を鑑定する画期的方法が考案される(ドイツ)|カラパイア
  • オランダの刑務所事情。受刑者不足で閉鎖が相次ぎ、ホテルやアパートへの改装が進む。その理由とは? : カラパイア

    オランダの受刑者と刑務所は少々変わった問題を抱えている。 普通の国では刑務所不足で困っているのだが、オランダの場合は受刑者不足で困っている。刑務所は空室だらけとなって、各地で閉鎖が相次いでいるのだ。 それにはこんな理由がある。 オランダの法律は罰ではなく、更生を主眼にする ここ20年でオランダの犯罪率は大幅に低下した。懲役ではなく、更生を重視した法アプローチによる素晴らしい成果だ。 「法規制という点で、オランダには実用主義がしっかり根付いています。刑務所は非常に高コストです。懲役の倫理面ばかりが議論されがちなアメリカとは違い、オランダでは何がうまくいき、何が有効なのかを重視します」とエラスムス・ロッテルダム大学の犯罪学者レネ・ファン・スワーニンゲン教授は、ニューヨークタイムズで説明する。 「オランダの懲役は個々人をきちんと見ています」と話すのは、ノルゲルハーフェン(Norgerhaven)

    オランダの刑務所事情。受刑者不足で閉鎖が相次ぎ、ホテルやアパートへの改装が進む。その理由とは? : カラパイア
  • 火葬にとって代わるのか?遺体を急速冷凍、振動で分解し土に還す、フリーズドライ埋葬法「プロメッション」|カラパイア

    この画像を大きなサイズで見る 近年、遺体は思いつく限りの方法で葬ることができる。最近は環境への意識の高まりから、土に還り木々の養分になりたいと願う人も多いようだ。 そんな人におすすめなのが、このフリーズドライ製法である。 プロメッションは、遺体を冷凍し、振動でそれを粉々にした後で乾燥させ、自然に還す方法である。これを20年間も研究してきたスウェーデンの生物学者スザンヌ・ウィーグ・マサクさんによれば、史上最も自然に優しい埋葬方法だという。 Promession_Introduction of method 生物学の専門家であり、またガーデニングをこよなく愛するウィーグ・マサクさんは、従来の埋葬方法が土壌に与える影響について懸念してきた。 有機物を土に還す最良の方法は、ちょうど堆肥の山の中で起きているように、自然の腐敗プロセスに委ねることだ。有機物は分解され、やがては養分をたっぷり含んだ肥料と

    火葬にとって代わるのか?遺体を急速冷凍、振動で分解し土に還す、フリーズドライ埋葬法「プロメッション」|カラパイア
  • あの黒すぎる超黒塗料「ベンタブラック」の独占権を取得した芸術家とできなかった男性のバトルが勃発、ついにはこんな商品が一般販売に|カラパイア

    超黒戦争はまだまだ続く 二人の対立は更に深まった。そこでこの度、世界最黒の黒の最新バージョン「ベンタブラック2.0」の公開を受けて、センプル氏もまた最新の「黒の中の黒」を発表。その名も「ブラック2.0」だ。 この画像を大きなサイズで見る センプル氏によると、最も色素が多い、フラットかつマットな効果が得られる黒系アクリル塗料だという。 ベンタブラック2.0と同じく、3次元の表面をまるで穴が空いているかのような見た目にしてしまうが、オリジナルの深淵を覗き込むような効果やベンタブラック2.0の光を吸い込んでいるかのようなクオリティには一歩及ばない。ベンタブラック2.0は分光計で計測できないほど黒いんだとか。 Vantablack S-VIS vs. VBx1 on a bronze and 3D printed mask set センプル氏の「ブラック2.0」それでも今までの黒よりは黒々と黒い。

    あの黒すぎる超黒塗料「ベンタブラック」の独占権を取得した芸術家とできなかった男性のバトルが勃発、ついにはこんな商品が一般販売に|カラパイア