【ワシントン=山口香子】米陸軍は3日、米外交公電や米軍の機密情報を内部告発サイト「ウィキリークス」に漏えいしたとして訴追されたブラッドリー・マニング陸軍上等兵(24)を軍法会議にかけると決定した。 複数の米メディアが報じた。有罪の場合、最高で終身刑が言い渡される可能性がある。 昨年12月に始まった予備審問で、検察側は、マニング上等兵が国務省の機密公電やイラク・アフガニスタンでの戦闘報告など70万点以上を漏えいした証拠を提出した。証拠の中には、同上等兵と同サイト創始者ジュリアン・アサンジ容疑者によるネット上でのやり取りの記録も含まれており、軍法会議では両者の協力関係がどこまで解明されるかが注目されそうだ。