ミネルヴァ書房から新しいシリーズ「福祉+α」が出されることになり、その第1巻『格差社会』第2巻『福祉政治』をお送りいただきました。 まず橘木俊詔編著『格差社会』は、 http://www.minervashobo.co.jp/book/b102525.html 「格差社会」という言葉が使われるようになってから十数年が経過し、国民の主要な関心事の一つとなっている。そして政策面においてもこれを是正するために改革が実施されたが、どれだけ有効性を持っているのだろうか。本書では、気鋭の執筆陣が実証データをもとに「格差」に関して様々な角度からアプローチし、現状と課題をあぶりだし、今後取るべき対策を論じる。 中身は次の通りで、後述の『福祉政治』と比べると、どちらかというとすでに名の通った研究者が執筆されている感じです。 総 論 格差をどう考えるか(橘木俊詔) 第1章 地域間格差(浦川邦夫) 第2章 隠れ