情報化社会の「頭のいい人」「悪い人」 「AI」の時代には「大半の知的作業はAIが代行してくれるので、勉強はいらなくなる」という見方があるが本当か❓ インプットできる知識の量は「AI」にはかなわない。単なる「物知り」では意味がない時代になることは確実である。既に、インターネット検索で大量の情報を瞬時に得られるようになった。知識量そのものはほとんど意味をもたなくなっている。だからといって勉強していないと、検索して出てきた情報を読んでも理解できないとの問題が発生する。 医師がネットで検索した医学論文を読んで理解できるのは、医学の用語をたくさん知っており、医学的な基礎知識を持っているからである。医学の勉強をしたことのない人にとっては、どんなに優れた論文でも理解することは困難と予想される。 慶應義塾大学の文学部の入試では、英語の試験で辞書の持ち込みが認められている。「それなら単語を覚えておく必要がな