記者たちは怒っていた。日曜日の午後、彼らの多くは久しぶりの休日を過ごしていた。 千葉のゴルフ場で仲間とラウンド中の者、六本木の映画館で新作を鑑賞中の者、久しぶりの美容院で順番を待っている者――。 いずれも、人騒がせなひとりの政治家の緊急記者会見のおかげで、すべての予定を中断し、仕事に引き戻されている。 ただ、こうしたことは、記者を生業としていればよくあることだ。またその政治家、つまりにとっても、決して珍しいことではない。 とはいえ、肝心の記者会見は、あまりにお粗末に過ぎた。組織のトップの辞任会見としては最低限の水準にすら到達していない。むしろ、考えうる“最低”の要素をふんだんに含んでいる。本当に小沢代表にリーダーの資格はあるのだろうか? 大いに、そして改めて考えさせられる内容であった。 小沢氏と福田首相による「党首会談」は、約1週間にわたって永田町を賑わせた。会談の最後には、自民党と民主党
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