家電量販店のノジマ(横浜市)は3日、消費電力が少ない発光ダイオード(LED)を使ったプライベートブランド(PB)のLED電球を980円で売り出した。 8月末までの期間限定だが、市場平均の半値を切る価格だ。節電意識の高まりから、5月下旬には全国の家電量販店でのLED電球の売り上げが初めて白熱電球を上回っており、価格下落で普及が一気に加速しそうだ。 ノジマが発売したLED電球「ELSONIC(エルソニック)」の本来の価格は1480円だが、消費者の節電意識の高まりに応えるため、発売当初は買いやすい価格設定にしたという。 調査会社GfKジャパンによると、家電量販店の5月第4週(23〜29日)のLED電球の販売個数は前年同期比で約2・9倍に達した。電球全体の4割超を占め、白熱電球を上回った。