私たちは痩せるための方法として、食事制限と運動を考えますが、食べる我慢はなるべくしたくないと いう人は運動することによる消費エネルギーだけで、痩せようと努力することになります。 ところが、毎日1時間以上がんばって歩いても、体重は一か月で1キログラムしか減りません。 普通はここで、運動をしても痩せられないとあきらめてしまうのです。 それでは運動が痩せるための役に立たないのか、というとそうではありません。痩せるのに 必要なのは「お腹が空いたときに運動すること」です。 お腹が空いた時の「身体のしくみ」 お腹が空いてきたと感じた時、私たちの身体には筋肉と肝臓にはまだ活動のエネルギー源として、 多くのブドウ糖が残っています。そして、内臓脂肪細胞には今まで蓄えられた充分な脂肪もあります。 ここで、お腹が空いたからと食事を食べれば、余っているブドウ糖や脂肪はさらに脂肪細胞に貯えられる ことになります。