『機動戦艦ナデシコ』12話「あの『忘れえぬ日々』」で、コンピュータ「オモイカネ」の電脳世界に入ったルリとアキトを、ウイルスと同じようなものと感知した「オモイカネ」は、自己防衛プログラムを働かす。 この場面に僕が最初にイメージしたのは昔のSF映画「ミクロの決死圏」(リチャード・フライシャー監督、1966年)である。 この映画、今見ても充分面白いSF冒険映画で、DVDも出ているようだから、未見の方にはお勧めしたい。 数あるSF映画でもベスト10に入る映画だと僕は今でも思っている。 脳出血の患者を救うため、ミクロ化した医者たちが、タイムリミット60分で体の中に入って治療するというストーリーで、その医者達を異物だと感じた患者の体の白血球や抗体が攻撃してくるのだが、この白血球や抗体にあたるものを、コンピュータである「オモイカネ」が繰り出してくる。 要するに、ウイルスバスターのようなものである。 具体