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2021年11月28日のブックマーク (2件)

  • 【第5回】山岸凉子の「日出処の天子」が引き起こした大騒動:達人に訊け!:中日新聞Web

    読んではいけない「日出処の天子」 山岸凉子は既に第2回の文で紹介した通り、もう何といっても少女漫画界の大巨匠です。代表作のひとつ「アラベスク」第一部・第二部は彼女の最初と2番目の長編漫画で、その間の作品の変化は、既に述べたところです。 【第2回】『アラベスク/山岸凉子』はスポ根漫画であるか? その後、幾つかの短編、長編の連載を経て、またまた発行誌を「LaLa」に変えて、発表したのが「日出処の天子」です。 この作品は、正に少女漫画界の金字塔と言ってもよい作品で、その衝撃は語りつくせないものがあります。多くの読者に熱狂的支持を受けるとともに、少女漫画における新たな地平を切り開いた作品です。 主人公は歴史上、最も神格化されてきた「聖徳太子」―勿論これは諡(おくりな)ですから、あくまでも作品上は「厩戸王子」(うまやどのおうじ)として表現されています。いやあ、この設定には驚かされました。物語の最初

    【第5回】山岸凉子の「日出処の天子」が引き起こした大騒動:達人に訊け!:中日新聞Web
  • 柳宗悦の辛辣な「お叱り」と、事なかれ主義トート|塩谷舞(mai shiotani)

    先日、国立近代美術館で絶賛開催中である『民藝の100年』に行ってきたのだけれども、書きたいことがありすぎたので忘れないうちに書いておきたい。 1988年10月生まれの自分にとって、民藝活動の中心人物であった1889年3月生まれの柳宗悦はちょうど100学年違い……という雲の彼方の存在なのに、彼らの蒐集品や活動記録を鑑賞するのはまるで今日買ってきた雑誌を読むくらいに身近で素敵。故に展覧会を鑑賞するというよりも、屋でずーーーっと雑誌の立ち読みをしているような感覚になって、結果4時間もへばり付いていた。 (再入場禁止ゆえ、途中トイレに出ることが許されないのが大問題。小洒落た来場者の多くは間違いなく、膀胱との闘いに挑んでおります!) あぁ、この燭台が欲しいな……とか、この李朝膳は私の欲しいやつと少し形が違うな……とか、今日の自分の暮らしとそれは地続きにあって、すごく楽しいし、使える。 で、使えるか

    柳宗悦の辛辣な「お叱り」と、事なかれ主義トート|塩谷舞(mai shiotani)