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この記事のまとめ: OpenAirInterface と Open5GS を使って一般家庭で LTE 網を構築するレシピを紹介します。 背景: 最近、テレコム周りでも OSS 界隈が面白くなってきたのと、RF デバイスは基本的に高価なイメージがあったんですが、LimeSDR mini などの安価な Software Defined Radio (SDR) ボードが手に入るようになったり、Alibaba から安い RF デバイスが入手できるようになったりしてきていて、家で十分遊べるだけのものが揃うようになってきました。そんなわけで勉強を兼ねつつ、OSS を使った LTE の構築をしてみます。 なお、RF を扱いますが電波法に触れないようにすべて有線系かつ RF デバイスはシールド対策をして構築しています。 もくじ 全体概要 材料 下準備 SIM カードの書き込み RF デバイスのシールド O
日本ではドコモ、au、ソフトバンクの3キャリア共に新しい電話の仕組みである「VoLTE」への対応をアピールしています。それらのキャリアから設備を借りているMVNOにはどのような関係があるのでしょうか? VoLTEの仕組み MVNOとVoLTEの関係を説明する前に、まずはVoLTEについてあらためて確認しておきましょう。 携帯電話網の中では、次の図のように3G(W-CDMA)の設備と、4G(LTE)の設備がそれぞれ別に設けられています。また、緑色で示したパケット交換(データ通信)のための交換機と、青色で示した回線交換(音声通話)のための交換機が使用されています。スマホのアプリやブラウザなどでデータ通信を行う場合はパケット交換が使われますが、090、080、070番号での通話とSMSの送受信を行う場合は回線交換が使われます。 ここで注目していただきたいのは、青色で示した回線交換のための設備は3
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