既成の日本映画の常識&イメージをぶち壊すべく、プロフェッショナルで活躍する監督らが、まったくのノー予算、ノーギャラ、ノー芸能人で挑む、映画界の“探偵!ナイトスクープ”、それが『ガンダーラ映画祭』である。今年4月、東京・下北沢を皮切りに、7月には大阪・名古屋で開催、そして最終地点として8月11日(土)より渋谷アップリンク・ファクトリーにて2週間にわたって上映される。しかも期間中、ガンダーラ映画祭顧問の森達也、鈴木邦男、黒沢清、花くまゆうさく、Chim↑Pomなど豪華なゲストを迎え、連日トークショーがおこなわれる。 今回、第1回目から参加している山下敦弘監督にガンダーラ映画祭のことや出品したドキュメンタリー映画『我ら天下をめざす』について話を訊いた。 自虐的なセルフドキュメンタリーはもうつくりたくない ── 今年で3回目となる『ガンダーラ映画祭』に山下監督は3回とも参加されていますが、いつもど