昔、昔、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。 あなたはこの先にどういう物語を期待するでしょうか?おじいさんが田んぼの横を通れば罠にかかった鶴を助けて恩返しをしてもらえる未来が待っているかもしれません。『ここほれ、ワンワン』という犬を信じて庭に穴を掘れば小判がザクザク出てくる未来が待っているかもしれません。そしてまた、おばあさんが川に洗濯に行けばドンブラコと流れてきた大きな桃を拾うことのできる未来が待っているかもしれません。同じ設定でも、そこに続く未来は物語の数だけ存在する。無限の可能性を持った物語という世界。でも、もう少し具体的に条件を設定したとしたら。そして、一人の作家がその設定を元に二つの作品を書いたなら。果たしてそこに続く未来には、何が見えるのでしょうか。 『打ち合わせを一件終えて編集部に戻った』時にA4サイズの郵便物が届いていることに気づいたのは出版社で編集の仕
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