山口県周南市は、軍人で政治家の児玉源太郎(1852~1906年)の生家跡に整備している公園の供用を9月中に始める。 市役所近くの市道(通称・岐山通り)沿いにあり、一角には児玉が生まれた当時、使われていたとされる「産湯の井戸」が残る。市は自由に見学できる観光資源と位置づけている。 児玉は徳山藩士の家に生まれ、幕末・明治維新の動乱期まで古里で過ごした。西南戦争や日清戦争で活躍し、台湾総督、文部相などを歴任。日露戦争では満州軍総参謀長を務め、旅順要塞(ようさい)攻略を指揮した。 生家跡には1903年、私設図書館「児玉文庫」が開設されたが、太平洋戦争中の徳山空襲で焼失。跡地は昨年夏まで、所有者が月決め駐車場として使用していた。 市は産湯の井戸を含む土地約850平方メートルの寄付を受け、「児玉源太郎生誕の地公園」の整備に着手。園内を散策できるよう通路を設け、説明看板や藤棚、ベンチも新設した。4台分の
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