千葉市中央区のJR千葉駅付近に昨秋、イノシシが現れ、警察官が多数出動しての大捕物となった。県都の中心市街地に出現したイノシシは果たしてどこからやってきたのか。市内でイノシシはそこまで増えているのか。【柴田智弘】 イノシシの生息域を捕獲状況などから推定した県の「第3次第2種特定鳥獣管理計画」(2022年3月公表)によると、生息域は00年の時点では房総丘陵の中心地域に限定されていたが、05年ごろから県南端に拡大。その後、北部にも広がり、近年は東京隣接市以外の全域に広がっていると見られている。 千葉市農政センターによると、市内では12年に若葉区中野町で目撃されるようになり、14年ごろから同区と緑区で落花生やトウモロコシの食害などの被害が出始めた。捕獲数も増え、21年度は116頭、22年度は145頭と増加をたどり、23年10月末までにこの時期では過去最多の68頭が捕獲されている。
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