小泉純一郎元首相は11日、安倍晋三首相が戦後70年に合わせて出す談話について、「別に10年ごとに出す必要もないと思う。騒ぎすぎだ」と語った。訪問先の福島県喜多方市で、記者団が「お詫(わ)びと反省というキーワードが盛り込まれるのかが焦点だが、総理としてどうあるべきか」と質問したのに対し、答えた。 小泉氏は首相時代の2005年、戦後60年に合わせて小泉談話を公表。太平洋戦争を日本の「侵略」としたうえで、「痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明する」と盛り込み、戦後50年の村山談話に盛り込まれた「侵略」「お詫び」といったキーワードを引き継いだ。 小泉氏は「総理が色んな方面の意見を聞きながら判断すればいい」とした。