診療報酬をだまし取ったとして逮捕された医師でタレントの脇坂英理子容疑者(37)が院長だった2カ所のクリニックが、不正請求で計約6900万円を受給していたことが、捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、接骨院や歯科医院を含めた組織的な診療報酬の不正請求は、計約2億8千万円に上るとみている。 組織犯罪対策4課が、脇坂容疑者が院長を務めていた千葉県船橋市と東京都目黒区のクリニックの診療報酬明細書を調べ、患者に確認したところ、2012年8月~14年11月にそれぞれ約3500万円と約3400万円が不正に請求されていた。正規の請求はほとんどなかったという。 捜査関係者によると、脇坂容疑者は12年6月に船橋市で内科や美容医療などを扱うクリニックを開院。13年6月に目黒区に移り、14年11月まで続けていた。 クリニックの関係者の説明では… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけま