『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』、蛭子能収と太川陽介の顔が思い浮かぶが今はちがう。去年からは『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』であって、蛭子太川時代とは別の進化を遂げている。 田中要次 ©文藝春秋 内容はまったく同じである。レギュラー男2人とゲストのマドンナが路線バスと徒歩のみで目的地を目指す。 ではZになって何が変わったか。レギュラー男が替わった。テレビ東京はなぜこの2人に替えたのか。 新レギュラーは俳優の田中要次と作家の羽田圭介。蛭子太川とくらべると小ツブ感が……と最初思ったし、交替当初は本人たちも「何か独自色を出したい」のかいろいろ変わったことをしてた気もするが、やがてそんなことはどうでもよくなって、特色といえば羽田圭介が宿で部屋を取る時に「芥川賞作家の羽田圭介と申しますと必ず言う程度」になった。今はこの2人の、取りつくろえない素の姿が、なによりも存在感を高める。 要するに、いつもゲ
![日本の田舎ってほんとにいやだ……『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』の進化に思う | 文春オンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ed94b9de2c7f80f20dd6cea567e92d4db0650252/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbunshun.jp%2Fmwimgs%2F3%2F4%2F1200wm%2Fimg_344009a35dc8eeba971ca9a4589ca3a4504008.jpg)