新型コロナウイルスの感染拡大を受けて外出制限が続く南アフリカでは、閉鎖中の自然公園内の路上にライオンの群れが現れ、観光客がいない中、百獣の王の堂々とした姿が話題になっています。 東部にある野生動物の宝庫「クルーガー国立公園」も閉鎖され、サファリツアーはすべてキャンセルされています。 観光客がいない公園内を動物保護にあたるレンジャーが先週パトロールしていたところ、道路上に横たわっているライオンの群れに出くわし、その様子を撮影しました。群れは、メスと子どものライオン合わせて14頭で、中には珍しい白いライオンもいたということです。 写真を撮ったレンジャーのリチャード・サワリーさんはNHKの電話インタビューで「舗装された道路は、ふだんは多くのサファリカーが通り、ライオンはあまり近づかない。アスファルトは日中、温かくなるので、ライオンたちも気に入ったのだろう」と話していました。 「クルーガー国立公園