大河ドラマのど真ん中をやる。『これぞ、大河ドラマ』というタイトルバックを作りたい。しかも、古くさいものではなく、懐かしくて新しいものにしたい、と考えました。 「おこがましいな、お前」と言われそうですが、あの黒澤明監督が今、大河ドラマのタイトルバックを作るとしたら、どんなものになるんだろう?ということをアイデアの出発点にしました。きっと、そこには黒澤監督の作品に対する思いや熱量が注ぎ込まれているはずです。 そしてもう一つは、ドラマを見る人がワクワクするようなタイトルバック。これは、制作統括の落合将さんやチーフ演出の大原拓さんたちからのオーダーでもありました。 タイトルバックは、映像、音楽、そして役者やスタッフのテロップで構成されます。これまでの大河ドラマでは、映像制作とテロップは別々に作業されることが多かったそうですが、僕はテロップにこだわりがありました。画面に役名と出演者の名前がバーンと出
きっかけとなったのは、2012年に起きた事件だ。 2月に南部フロリダ州でトレイボン・マーティンさんという黒人の高校生が夜、フードをかぶって飲み物とお菓子を買って帰るとき、自警団の男性に不審者と見なされて射殺された。 マーティンさんは当時、銃などは持っていなかったが、男性は正当防衛が認められ無罪になった。 それを知ったアリシア・ガルザさんという黒人女性がSNSに投稿した文章、“Black people. I love you. I love us. Our lives matter, Black lives matter”が始まりだ。 直訳すると『黒人の皆さん。私は皆さんを愛している。私たちのことを愛している。私たちの命は大切。黒人の命は大切だ』という意味。 これを見た友人の女性がハッシュタグをつけ、そこからSNSで拡散していった。 この2年後の2014年には白人の警察官による取締りで、黒人
2019年12月21日に東京都現代美術館で開催された「ダムタイプ|アクション+リフレクション」関連プログラム 浅田彰×坂本龍一×高谷史郎 スペシャルトークの記録です。 【長谷川】 私は、今回「ダムタイプ|アクション+リフレクション」のキュレーションをしました、長谷川と申します。展覧会を見ていただいた後で、今日はダムタイプについて三人の重要な方たちにお話を頂きますが、まずこの展覧会が、どういう経過で成立したかということをお話ししたいと思います。 ダムタイプは35年間、いわゆるコレクティヴ―マルチメディア・パフォーマンス・グループとして京都で生まれ、そしていろいろメンバーが交代しながら展開してきたグループです。タイトルの「アクション+リフレクション」という言葉にもありますように、その時の時代時代に対して色々な革新的な視点を持ちながら、それを身体とメディアの新しい関係を絶えず更新しながら、それに
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