保守主義とは何か 反フランス革命から現代日本まで (中公新書) ぼくは自分のことをリベラリスト的性向が強い人間だと自任している。個人の生活への国家の介入は最小限に留めたいし、「伝統」や「道徳」あるいは「社会福祉」などの美名のもとに国家の価値観を押しつけられることは断固拒否したい。言葉の本来の意味での自由主義者=リベラリストとして人生を全うできればと考えている。 しかし、外からそうしたぼくの言動をみる人々は必ずしもリベラリストとおもってくれない。そのことは重々承知している。端的にいえばサヨク的な人々はぼくのことを政治的な保守、右寄りだと思いがちだし、逆にネトウヨ系の人々にとって僕は左寄りにみえるようだ。まあ、どうでもいいんだけど、いってみればぼくは鳥にも獣にもなれないイソップ童話のコウモリなのだ。 なぜそんなことになるかと言えば、理由は簡単で、日本語ではリベラル、保守といった言葉の定義がじつ
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