タグ

2023年3月17日のブックマーク (8件)

  • 極右のディスコースの恥知らずな常態化――批判的談話分析からのミクロ・ポピュリズム研究|じんぶん堂

    記事:明石書店 『右翼ポピュリズムのディスコース【第2版】――恐怖をあおる政治を暴く』(明石書店) 書籍情報はこちら ヨーロッパにおける極右ポピュリズムの伸張 ヨーロッパにおいて極右ポピュリズムの躍進が続いている。 2022年9月、高福祉国家として知られるスウェーデンの総選挙で、多文化主義反対を唱えるスウェーデン民主党が第二党へと躍進を果たした。初の国政進出からわずか12年で、閣外協力とはいえ政権を担うまでの存在となった。その2週間後に実施されたイタリア総選挙でも、ネオ・ファシズム政党として知られたイタリア社会運動の流れをくむ政党であるイタリアの同胞が勝利した。党首のジョルジャ・メローニがイタリア初の女性首相に就任し、主要7カ国で初の極右政権の誕生と話題をさらった。 また、これらの選挙に先立つ4月にも、フランス大統領選挙で、国民連合(旧国民戦線)のマリーヌ・ル・ペンが決選投票でエマニュエル

    極右のディスコースの恥知らずな常態化――批判的談話分析からのミクロ・ポピュリズム研究|じんぶん堂
  • 【報告】EAAシンポジウム「いま、大江健三郎をめぐって」Day 3 | ブログ | 東アジア藝文書院 | 東京大学

    2022年12月10日(土)14時より、駒場キャンパスI 18号館ホールにて、一連の大江健三郎シンポジウムの第3日目が開催された(1日目報告文、2日目報告文)。初日から1週間をあけて開かれた最終日は、『大江健三郎全小説』全解説を執筆した尾崎真理子氏(早稲田大学)による講演と、尾崎氏と工藤庸子氏(東京大学名誉教授)の対談が行われた。 尾崎氏は、「何が「当の事」なのか―作家の声と紙の中の声」と題し、長年、読売新聞の記者として大江人にインタビューを重ね彼の肉声を聞いてきた経験から言葉を紡いだ。ノーベル文学賞受賞後の大江が、日常生活においても、社会的存在として俳優のように演じていた印象があり、それがやがて作品のなかで自由で生きることの希求につながっていっただろう作家の姿を克明に語った。そして、小説家の語り手である長江古義人の生きる世界を描くことが現実を生きることだったのではないか、という視点を

    【報告】EAAシンポジウム「いま、大江健三郎をめぐって」Day 3 | ブログ | 東アジア藝文書院 | 東京大学
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/03/17
    “長江古義人はいつも小説を構想しているが本当に作品は完成しているのか”/大江健三郎文庫(仮称)について。18000枚に及ぶ自筆史料のデジタルデータ閲覧が2023年度中には可能になる算段が高い、と
  • 【報告】EAAシンポジウム「いま、大江健三郎をめぐって」Day 2 | ブログ | 東アジア藝文書院 | 東京大学

    前日にひきつづき、2022年12月4日(日)14時より、郷キャンパス山上会館2階大会議室にてEAAシンポジウム「いま、大江健三郎をめぐって」2日目が田中有紀氏(東京大学)の司会によって開かれた。発表者は菊間晴子氏(東京大学人文社会系研究科特任研究員)と岩川ありさ氏(早稲田大学)の2人であり、期せずして、両者とも、2007 年に『﨟たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ』として発表されたあと、2010年の文庫化の際に『美しいアナベル・リイ』と改題された大江の「後期の仕事(レイト・ワーク)」においていささか特異な位置を占める作品を中心的に取りあげた。たんなる偶然ではなく、このテクストの読解可能性の拡がり、とりわけ「女性の声」の存在感の大きさとそれへの慎重な読み筋の必要性を物語っていたと言えるだろう。 最初の発表者である菊間氏は、「「女性神話」が暴かれる ―「アナベル・リイ」をめぐる声の重

    【報告】EAAシンポジウム「いま、大江健三郎をめぐって」Day 2 | ブログ | 東アジア藝文書院 | 東京大学
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/03/17
    アナベル・リイ
  • 【報告】EAAシンポジウム「いま、大江健三郎をめぐって」Day 1 | ブログ | 東アジア藝文書院 | 東京大学

    2022年12月3日(土)14時より、郷キャンパス山上会館2階大会議室にて、EAAシンポジウム「いま、大江健三郎をめぐって」1日目が、柳幹康氏(東京大学)の司会のもと開かれた。2018年から『大江健三郎全小説』の刊行がはじまり、読者にとっても研究者にとっても、大江作品を充実の解説とともに時系列に読むことができるようになったこと、いくつもの新しい—それも1990年代、2000年代の大江作品を論じた—研究があらわれてきていること、そして2021年1月には自筆草稿をはじめとする大江の資料が東京大学文学部に寄託され大江健三郎文庫(仮)が始動しようとしていること、こうした背景を踏まえて、今年の初夏から何回かの準備会を経て、多くの方々のご協力によってようやく実現したささやかな連続シンポジウムである。対面のみの開催であったが、はるばるお運びくださったすべての方々に心から感謝したい。 最初に発表した髙山

    【報告】EAAシンポジウム「いま、大江健三郎をめぐって」Day 1 | ブログ | 東アジア藝文書院 | 東京大学
  • 大江健三郎シンポジウム2022準備会(3) | ブログ | 東アジア藝文書院 | 東京大学

    7月7日(木)夕方、EAA駒場オフィスにて、今年の終わりに計画している大江健三郎をめぐるシンポジウムについて意見交換する時間をもった。今回から新しく村上克尚氏(言語情報科学)がくわわって、菊間晴子氏(総合文化研究科表象文化論コース教務補佐員)とわたしの3人で、これまでの大江研究動向、批評でとりあげられてきた作品の傾向、『晩年様式集(イン・レイト・スタイル)』(2013)にて炸裂することになる女性たちの声について、あれこれ話をした。たとえば共同体のように主要とされてきたテーマからは逸脱する——というよりもそのような枠組みにはまるで収まりきらない声たちについてゆくおもしろさを言葉にできてたのしかった。 今月中にもう一度集まって、今度は各国語に翻訳された大江のテクストを持ちよって読みくらべを行おうという話になっている。短篇「空の怪物アグイー」の原題は「さよならアグイー」であったことが草稿からあき

    大江健三郎シンポジウム2022準備会(3) | ブログ | 東アジア藝文書院 | 東京大学
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/03/17
    “短篇「空の怪物アグイー」の原題は「さよならアグイー」であったことが草稿からあきらかになったという”
  • 【報告】金子文子『何が私をこうさせたか』を読む | ブログ | 東アジア藝文書院 | 東京大学

    昨年度の授業では幸徳秋水のあとに鶴見俊輔を読んだが、そこには石川三四郎をあいだに挟めばアナキズムの流れでつながるとの見立てがあった。しかし、幸徳秋水のあとに大逆事件の系譜として朴烈事件を取りあげ、金子文子を経由しても鶴見俊輔にたどりつけるという視点は去年の自分にはなかったものである。それに気づいたのは、今年1月に「GYAO」で無料配信されていた映画「金子文子と朴烈」(韓国では2017年/日では2019年に一般公開)を観たことによる。 1923年9月1日に関東大震災が発生すると、「朝鮮人暴動」の流言が飛び交い、武装した自警団や警官によって多くの朝鮮人が虐殺された。9月16日には、憲兵大尉の甘粕正彦らがアナキストの大杉栄と伊藤野枝そして彼らの甥で若干6歳だった橘宗一を殺害している。朴烈は9月3日に保護検束の名目で、1922年から同棲生活をしていた金子文子とともに逮捕された。 朴烈(1902年

    【報告】金子文子『何が私をこうさせたか』を読む | ブログ | 東アジア藝文書院 | 東京大学
  • 鯛の酒蒸しは日本酒に死ぬほど合うのである。

    鯛の旬は、「桜鯛」と言われるくらいで一応「春」となっているが、鯛は年中いつでもうまく、特に「鯛あら」は安いから、定期的にべている。 きのうも半身分のカブトとカマ、ハラミ、背骨が入ったのが300円で売っていたから買ってきた。 養殖モノで、天然モノのほうが雑味がなく、うまいのは間違いないが、べつに普段べる分には養殖モノでまったく問題ない。 天然モノなら「小鯛」を選ぶのもよく、小さいのはわりと安く売っているのに、尾頭つきだから豪華に見え、しかも小鯛はすべて天然だから味がいい。 酒蒸しは鯛のべ方としておすすめの1つ 鯛の何がいいかといえば、とにかく味が、塩で味付けするだけで「完璧」であることだ。塩焼きの鯛なら、大根おろしはもちろんのこと醤油もかける必要がない。 まただしがうまく、だし昆布と酒くらいは使うにしても、あとは塩だけで「足りないところが一つもない」味になる。 匹敵すると思えるのは「ハ

    鯛の酒蒸しは日本酒に死ぬほど合うのである。
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/03/17
    “鯛の何がいいかといえば、とにかく味が、塩で味付けするだけで「完璧」であることだ。”
  • 袴田事件、特別抗告の方向 再審開始に不服、検察側協議―審理15年、さらに長期化:時事ドットコム

    袴田事件、特別抗告の方向 再審開始に不服、検察側協議―審理15年、さらに長期化 2023年03月16日21時35分 東京高検=東京都千代田区 1966年に静岡県でみそ製造会社専務一家4人が殺害された「袴田事件」で、強盗殺人罪などで死刑が確定した袴田巌さん(87)の再審開始を認めた第2次請求差し戻し審の東京高裁決定について、東京高検が不服として、最高裁に特別抗告する方向で協議を進めていることが16日、関係者への取材で分かった。 袴田事件、再審開始決定 証拠捏造に言及「犯人と言えず」―第2次請求差し戻し審・東京高裁 審理は、2014年の静岡地裁決定でいったん再審開始が認められて釈放されながら高裁で覆され、最高裁が審理を差し戻す異例の展開をたどった。第2次請求から約15年がたつ中、再び最高裁で審理する公算が大きくなり、さらなる長期化は避けられない見通し。 社会 コメントをする

    袴田事件、特別抗告の方向 再審開始に不服、検察側協議―審理15年、さらに長期化:時事ドットコム
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/03/17
    “東京高検が不服として、最高裁に特別抗告する方向で協議を進めていることが16日、関係者への取材で分かった。”