対談する(左から)東本願寺の大谷暢裕門首、西本願寺の大谷光淳門主と中井美穂さん(6日、京都市下京区の東本願寺・黒書院で)=河村道浩撮影 ともに日本を代表する伝統仏教教団である浄土真宗本願寺派(本山・西本願寺、京都市)の大谷光淳門主(45)と真宗大谷派(本山・東本願寺、同)の大谷暢裕門首(71)が6日、対談した。両派などによると、宗派の象徴的存在の門主・門首による対談は80年ぶりとなる。2人は世界平和や環境問題に宗教が果たす役割などについて意見を交わした。 対談は両寺で今月下旬から始まる「宗祖親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要」を前に、読売新聞が呼びかけ、それぞれが両寺を訪問する形で行われた。 両派は、いずれも門信徒が700万人を超える。2人は伝統仏教各派などでつくる「全日本仏教会」(東京)の前会長、現会長でもあり、現代における仏教の教えや宗教のあり方についても話し合った。 両