タグ

ブックマーク / yab.yomiuri.co.jp (2)

  • 教育×WASEDA ONLINE

    国家・国民と言うなかれ 政治家は命をすりつぶす生業(なりわい) 堀 真清/早稲田大学大学院政治学研究科教授 かつて政治は命がけの仕事であった。眼前の政治家は「国家・国民のために」、「国民の目線に立って」などと力めば安穏無事で、ひと財産つくれそうな気配である。この点、明治の有名な政治家田中正造は、鉱毒に苦しむ農民のために身代をかけた。彼の生涯は義人のそれである。大正の政治史に突出する政治家と言えば宰相原敬だが、彼は自党政友会を大ならしめるため権略を駆使し、ついに兇手に斃れた。彼が残したものは毀誉褒貶で、私財ではなかった。政治家の生きざまとは農民救済を志しても党勢拡張をめざしても命をすりつぶす生業で、家業どころではない。 必死というなら民衆の側もそうである。高い地租や米価によって流血の惨事を招くほど追いつめられてきた民衆は、昭和に入っても恐慌や農村の疲弊に直撃された。かくて政党政治家やその「金

    教育×WASEDA ONLINE
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2012/04/01
    「国家・国民と言うなかれ 政治家は命をすりつぶす生業」by堀真清/大山郁夫
  • 戦前の「ヤクザ」を考える  社会:オピニオン:教育×WASEDA ONLINE

    戦前の「ヤクザ」を考える 藤野 裕子/早稲田大学文学学術院助教 相撲界や芸能界に顕著なように、近年、暴力団を社会から排除する動きが加速している。その一方で、そもそもなぜ暴力団が社会に存在してきたのか、という点が問われることはあまりない。その歴史的な経緯を戦前までたどってみると、現在の私たちが抱いている、“反社会的”な“アウトロー”集団というイメージとは大きくかけ離れた「ヤクザ」の姿が浮かびあがる。 実際、戦前の「ヤクザ」はすぐれて“社会的”で、“体制内化”された存在であった。社会面では、土木・荷役などの下層労働や芸能・相撲などの大衆娯楽を取り仕切り、民衆の生活に不可欠な役割を果たしていた。政治面でも、政党の外郭団体として組織され、政治体制のなかに組み込まれていた時期があった。 ここでは特に下層労働・政党との関係に焦点をあてて、戦前の「ヤクザ」の役割を概観してみたい。 下層労働に根ざす 戦前

    戦前の「ヤクザ」を考える  社会:オピニオン:教育×WASEDA ONLINE
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2011/11/01
    戦前の「ヤクザ」を考える:藤野裕子
  • 1