スウェーデンのリチウム(Li)イオン2次電池(LIB)メーカーであるNorthvoltは2021年11月12日、LIBのリサイクル処理プロセス「Revolt」を開始し、一度分解した電池材料で新しいLIBを製造したと発表した。また、その専用工場を近く建設し、LIBのリサイクル処理を本格化させることも発表した。 Northvoltは2030年までにLIBの生産能力を年産150GWhに高め、しかもその原材料の約1/2をリサイクル由来にする計画で、今回はその第一歩になる。これが軌道に乗れば、LIBの新たな価格引き下げ圧力になりそうだ。 Northvoltはまず、スウェーデンの首都ストックホルムの西北西100km超にある小都市Vasteras(ベステロス)にある同社の研究開発拠点で小規模なリサイクル処理と、回収した材料を用いたLIBの製造を進める。 次に2022年第1四半期には、ストックホルムから北