【新華社北京12月1日】中国車載電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)傘下の寧徳時代研究院の黄起森(こう・きしん)副院長は11月29日、オンライン形式で開かれた「ナトリウムイオン電池の産業チェーンと規格」をテーマとしたフォーラムで、同社が開発したリチウムイオン電池とナトリウムイオン電池のセルを一つのパックに統合する技術について、2種類の電池の相互補完を実現し、ナトリウムイオン電池の応用範囲を航続距離500キロの乗用車にまで拡大させる可能性があると述べた。 黄氏は、ナトリウムイオン電池が現在、航続距離400キロ以下の乗用車の需要を満たすことができるとし、同技術は電池のエネルギー密度をさらに高め、市場の65%の乗用車に対応でき、将来性は非常に大きいとの認識を示した。同技術は同社のナトリウムイオン電池製品の産業化に条件をつくったとも語った。 CATLは2021年に第1世代ナトリウムイオン電池製
GSユアサは、2022年11月9日に行われた第63回電池討論会(主催:公益社団法人 電気化学会 電池技術委員会)において、全固体電池のキーマテリアルである固体電解質の実用化に向けた研究成果をが評価され、「電池技術委員会賞」を受賞したことを発表した。 この賞は、電池の研究・開発に顕著な貢献を行なった、または将来の貢献が期待される研究を行った者に贈られるものである。 硫化物系全固体電池は、リチウムイオン電池の安全性や信頼性を向上する次世代の蓄電池として注目を集めている一方で、実用化に向けては、固体電解質と水分とが反応して人体に有害な硫化水素を発生するという問題が残る。また、この発生を抑制するためには、製造工程の水分量を除去する必要があるが、そのためには非常に多くの電気量が必要となり、製造時にかかるコストおよびCO2排出量が増加することが懸念されている。 GSユアサでは固体電解質のイオン伝導率向
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く