bookに関するbuRFerinのブックマーク (5)

  • 抽象絵画とかぜんぜんわかんねぇ、という人にこそ読んでもらいたい──『なぜ脳はアートがわかるのか 現代美術史から学ぶ脳科学入門』 - 基本読書

    なぜ脳はアートがわかるのか ―現代美術史から学ぶ脳科学入門― 作者: エリック・R・カンデル,高橋洋出版社/メーカー: 青土社発売日: 2019/06/22メディア: 単行この商品を含むブログを見るなぜ脳はアートがわかるのか。そんなことをいうと、「いや、そもそも自分にゃさっぱりアートはわからねえ」という人が湧いて出そうだが、かくいう僕もそのタイプ。真四角の図形をぽこぽこ置いて、赤だの黄色だので適当に塗ったとしか思えない絵が抽象絵でありアートなのだと言われてもなにが凄いのだか皆目わからない。 だが、ある意味ではそういう人たちにも読んでほしいだ。これを読むと、なるほど、確かに人間は、そうした一見意味がよくわからない抽象的なアートを「わかる」ことができるのだということが、脳科学的な観点から理解することができるようになる。また、普段からアートを楽しんでいる人たちも、ターナーやモネ、ポロックにデ

    抽象絵画とかぜんぜんわかんねぇ、という人にこそ読んでもらいたい──『なぜ脳はアートがわかるのか 現代美術史から学ぶ脳科学入門』 - 基本読書
  • 21世紀の戦争はなぜ、どのように変わったのか──『140字の戦争 SNSが戦場を変えた』 - 基本読書

    140字の戦争 SNSが戦場を変えた 作者: デイヴィッドパトリカラコス出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/05/31メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るSNS上では常に人々が罵り合っておりまるで戦争状態のようだが、そういう意味での戦場ではなく、実際にウクライナやイスラエルvsハマスといった実在する戦場をいかにSNSが変えたかというレポートである。『これは戦争についてのである。と同時に物語──戦争のナラティブとナラティブの戦争──についてのでもある。』 著者は中東をメインに取材するジャーナリストだが、イスラエルとガザの情勢などを調査・報道するうちにとある大きな変化に気がついたことが書を書くきっかけになったようだ。それは、戦争が、戦車や大砲を用いる物理的なものと、民間人までをも巻き込みソーシャルメディアを駆使したナラティブなものの2つに分かれているという事態

    21世紀の戦争はなぜ、どのように変わったのか──『140字の戦争 SNSが戦場を変えた』 - 基本読書
  • 人類にはふたつの惑星という保険が要る──『人類、宇宙に住む 実現への3つのステップ』 - 基本読書

    人類、宇宙に住む: 実現への3つのステップ 作者: ミチオ・カク,斉藤隆央出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2019/04/25メディア: 単行この商品を含むブログを見る理論物理学者にして、ディスカバリーチャンネルへの出演など、広く科学の啓蒙に勤めるミチオ・カク。そんな彼の新刊は人類が宇宙に住むにはどうしたらいいのか? を3つのステップに分けて科学的に考察し、技術を紹介していく一冊になる。これは個人的に大好きな分野で、関連したノンフィクションはほぼ全部読んでいるので、真新しい話がほぼないのは残念だったが、扱う題材の広範さと説明の正しさはさすがミチオ・カクといったところで、オススメするに足る内容なので軽く紹介してみよう。 生命はかけがえのない存在だ。だから、ただひとつの惑星にとどまり、こうした惑星規模の脅威に運命を委ねるわけにはいかない。 人類には保険が要る。セーガンはそう私に言った

    人類にはふたつの惑星という保険が要る──『人類、宇宙に住む 実現への3つのステップ』 - 基本読書
  • 未来を見る方法──『WTF経済 ―絶望または驚異の未来と我々の選択』 - 基本読書

    WTF経済 ―絶望または驚異の未来と我々の選択 作者: Tim O'Reilly,山形浩生出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2019/02/26メディア: 単行この商品を含むブログを見るプログラマからすると頭が上がらない技術書出版社のボス、ティム・オライリーによる、テクノロジーと未来についての一冊である。書名の「WTF経済」って何、と思うかもしれないが、WTFとは、what the fuck,なんじゃこりゃとかなんてこった的な表現で、人工知能iPhone、ウーバーなど、驚異的な技術と発想の産物であると同時に、多くの人が恐怖と共に受け入れてきたWTF? 製品を、これまでの捉え方とは「ちがう道で」選び、受け入れていかなければならないと語る啓蒙の書である。 『大きな経済変革の時代に、それをテクノロジーのせいにするのは簡単だ。だが問題もその解決策も、人間の選択の結果なのだ。』『驚

    未来を見る方法──『WTF経済 ―絶望または驚異の未来と我々の選択』 - 基本読書
  • 猫好きは『ノラや』を読んではいけない - 65点の完全体

    ※ネタバレしかありません 内田百閒という人が書いた『ノラや』というエッセイを知っているだろうか。 おそらく小説が好きな人や、エッセイが好きな人は知っていることと思う。 僕も雑誌だかネットだかでその作品の名を知り、内田翁の「愛がえれぇ激しいとんでもねぇっべーエッセイ」だということはなんとなく認識していた。 最近、嗜好がエッセイだしちょっと読んでみようと思って電子書籍版を購入し通勤時間にぽちぽち読んだりしていた。 序盤は野良のノラを、文字通りっ可愛がりする内田老の「狂おしいほどの愛」がばっしばし感じられる壮絶とも言えるミニマル文章表現で綴られただけのかわいいエッセイだと思われた。 そこでの読みどころは言うまでもなく「を可愛がるおじいちゃんが可愛い」という倒錯した萌えである。内田百閒、なんて読み方も危ういくらいの凄い名前の人だけれども、にじみ出てしまっているへの愛を鑑みればウチダ☆ヒ

    猫好きは『ノラや』を読んではいけない - 65点の完全体
    buRFerin
    buRFerin 2019/02/28
    臨場感がありすぎる・・・。おキャット様絶対主義の僕は、絶対に読まないリストに入れました
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