最近の女子高生の会話を電車の中などで聞いたりすると、みんな本当にびっくりするくらい上手に相づちを打つんですよ。いかに相手の神経を逆なでしないですむかにものすごく気を遣っているわけ。そのあたりに疎いと、空気が読めない子ってことで排除されるんじゃないかな。だから、相手を傷付けないように、不愉快にさせないようにって目いっぱい気を遣っているんだと思います。宮廷社交術ですよ、あれ(笑)。 よしながふみインタビュー『ぱふ2007年5月号』(雑草社)p.13(★インタビュー/山本文子) いまさらにもほどがありますが、木堂椎『りはめより100倍恐ろしい』(角川書店、2006)と、白岩玄『野ブタ。をプロデュース』(河出書房新社、2004)という2冊の小説を、あいついで読みました。 すごいな。 どちらも男子高校生が主人公のお話ですが、……クラスでサバイブするために、ここまで周りに気を遣って生きてるのか。 でも