キリスト教を題材にいかに生きるべきかを描いたモンティ・パイソンは、間にライブフィルム『LIVE AT THE ハリウッドボウル』(監督:テリー・ヒューズ&モンティ・パイソン)を挟み、人生の意味とは何かをテーマに映画を制作した。この究極的哲学的命題を抱えた映画『モンティ・パイソン人生狂騒曲』では、初心にかえりオムニバスの構成がとられ、誕生から死、そしてあの世までが描かれる。監督は引き続きテリー・ジョーンズが担当している。 といって、深いテーマだからといってもモンティ・パイソンであるが故、遊びは忘れない。冒頭いきなり本編とは関係ない事になっている短編映画『クリムゾン 老人は荒野を目指す The Crimson Permanent Assurrance』が始まる(このパートのみテリー・ギリアムが監督)。不当に虐げられ働かされる老人の反乱を描いた短編が終わると、いよいよ本編が始まる。 場所はレスト