任期満了に伴う北九州市議選(定数57)は29日、投開票された。7選挙区全てに候補を立てた日本維新の会は全敗し、改選前の3議席を失った。公明党と共産党は全候補が当選し、議席を伸ばした。政党別の当選者は自民党18人(改選前20)、民進党7人(7)、公明党13人(11)、共産党10人(9)、社民党1人(2)、諸派1人(1)、無所属7人(8)。内訳は現職46人、新人10人、元職1人。7選挙区に計80人が立候補した。 市選挙管理委員会によると、当日有権者数は80万2380人。投票率は39・20%で、前回を2・75ポイント下回り過去最低。 選挙戦は、人口減少と高齢化が著しく、テーマパーク「スペースワールド」が今年末での閉園を決めるなど、衰退傾向が続く市の活性化策が主な争点となった。定数が前回より4議席減り、激戦となった。