"キング・オブ・缶詰" 鮭缶の歴史 今回の主役「鮭缶」ですが、馴染みがある人もいればそうでない人もいると思います。日本は地方それぞれ濃い魚食文化を持っていますから、鮭なんてほとんど食わないという人も多いと思います。ぼくは九州出身ですが、小さい頃からあまり鮭を食わなかった気がします。 ただ視野を世界に広げると、鮭缶が与えたインパクトは大きいものがあります。食の多様化で地位は低下しつつあるも、鮭缶が歴史に残した業績は多大なるものがあるのです。 ということで、今回は鮭缶がいかにして世界の食卓に登るに至ったかをまとめていきます。 記事三行要約 缶詰技術が開発されるとすぐに、鮭が大量に採れるアラスカで大量生産されるようになった 戦争中も広く食べられた鮭缶は、イギリス人やアメリカ人に熱狂的に愛されるようになった イギリスとアメリカの経済・文化進出により、鮭缶が世界に広まっていった 1. 缶詰登場前の鮭