このカニの死骸は私が知る限り3カ月以上も同じ場所に張り付いている。 色鮮やかで遠目には生きているようだが、目は光を失っている。 かれは潮風や酷暑で風化するわけでもなく、鳥にさらわれることもなく、 台風の大波に晒されてもなお、同じ場所にとどまっている。 おそらく、これが、彼の最後に見た光景だ。 彼の死に際の気持ちを、少しだけ共有できた気がしませんか。 .
![あるカニの死骸について - スベスベ日記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/10a7d4489b136a9f0a57e1abcaf8ecdf1fd4cd7b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fs%2Fsube-sube%2F20101030%2F20101030153113.jpg)
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