作家の伊集院静氏(65)が日刊スポーツのインタビューに応じ、若い世代による無限の可能性に期待した。2016年から18歳以上に選挙権が与えられる。伊集院氏は昨年夏、東京・渋谷で見た若者たちのデモから変化を感じ取った。今の政治状況を変えられるのは彼らではないか-。東日本大震災から5年の節目を迎えることには伝え続けることの「責任」を強調した。 今年から18歳以上に選挙権が与えられる。伊集院氏は従来、その法改正に対して少し疑問を抱いていた。 「彼らの政治に対する知識、意識が低いのではと思ったからだ。ところが渋谷で抗議デモをする若者を見て、政治に対する情熱はすばらしいし、彼らには十分、政治を判断する力があると思った。いや、それ以上に、今の政治状況を変えることができるのは、彼らではないかと感じた。18歳、19歳で選挙権を持って、政治、憲法、国家とは何か、政治家はどうあるべきかを考える機会となる。あるべ
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