安来市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザに感染した疑いのある鶏の死骸が見つかった問題から3日目を迎えた1日、県などが「封じ込め」を目指して鶏舎の鶏2万羽を殺処分するなどの防疫作業を進め、養鶏関係者らがその推移を見守った。 ■殺処分 殺処分には、獣医師の県職員やJA職員ら約120人が参加。安来市の養鶏場に1日午前8時40分、殺処分用のガスボンベが搬入され、まもなく防疫服を着た約25人が入った。その後も作業員約20人ずつがバスで到着。養鶏場の前で手袋をはめ、作業の説明を受けるなどした後、ビニールシートの奥へ入った。 2棟の鶏舎の鶏を炭酸ガスに入れ、午後3時までに約4500羽を処分。白い袋が養鶏場から次々と運び出された。焼却炉を置く予定の南側の敷地では、ショベルカーで土をならし、土台となる鉄板が敷かれた。作業は、日没後も照明車で照らしながら続き、2日朝までかかる見通し。鶏の焼却処分は殺処分終了後