最高裁回想録 --学者判事の七年半 作者: 藤田宙靖出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2012/04/07メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 307回この商品を含むブログ (16件) を見る 学者の世界から一転、最高裁判所の判事となった著者の日々を綴った本。最高裁判事という「未知の領域」を内側から観察した、得難い一冊である。 そもそも最高裁判事って、誰がどうやって決め、どうやって「お誘い」がかかるのか。著者が明かしているところでは、なんでも最高裁事務総局の人事局長から突然電話が来たらしい。しかも就任は2カ月後。ずいぶん余裕のない話に思われるが、これでも学者相手の場合「他のケースよりも早めに打診をしている」のだという。 著者は「裁判だけやっていればいい」という「甘言」に釣られて就任を受諾したらしいが、実はその「裁判」の質量というのがとんでもないのだ(著者は、裁判だけやっていればいい
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