在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)傘下の金剛山歌劇団が、10月に開催された仙台公演の前に、“震災復興支援”名目で宮城県に50万円を寄付していたことが31日、分かった。事実上の北朝鮮からの寄付に、県関係者も「“復興支援”といわれると寄付を断ることが難しい」と困惑。他県の自治体でも同様の寄付が確認されており、公安関係者は「朝鮮学校への補助金打ち切りや本部競売問題など朝鮮総連や北朝鮮への逆風の中、自治体との関係改善を図る工作」と警戒する。 仙台公演は10月16日、仙台市の東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)で、東日本大震災後初めて行われた。関係者によると、歌劇団側は同日午前、県消費生活・文化課を訪れ50万円を寄付。社民、民主両党の県議が仲介したという。歌劇団の公演では、250以上の団体・企業がパンフレットに広告を出しており、広告料は1ページ10万円とされる。寄付金はこれらの収益の一部とみられ