「ハマのジャイアン」が、プロ初安打初本塁打を放った。 DeNA白根尚貴内野手(24)が7回、代打起用で出場。大量リードで勢いに乗るチームに押されるかのように、振り抜いた2球目を左翼スタンドへ運び2ラン。「みんな打っていたので、その勢いに乗りたかった。今季2打席出て打てていなかった。直球に振り負けないようにバットを振ることだけを考えた」。お立ち台では夢見心地で言った。 「強く振って球が当たってくれたことしか覚えていません!」。プロ6年目でようやく打てた1本がアーチを描いた。ソフトバンクにいた15年オフ、育成契約を断り合同トライアウトに挑戦。退路を断ってDeNAに入団した苦労人だった。「あのときはもう野球界に戻ってこられないかもしれなかった。今、本塁打を打って(決断は)よかったと思える」と、話しながら目に涙を浮かべた。 島根・開成高時代は150キロを投げる右腕で甲子園にも出場した。11年ドラフ
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