京浜急行電鉄(港区)は5月16日の始発電車より、本線の京急蒲田駅・大森町駅・梅屋敷駅・雑色駅と空港線の糀谷駅の上り高架ホームの使用を開始する。 東京都が2001年2月に着手した都市計画「京急蒲田駅付近連続立体交差事業」の進ちょくに伴うもので、立体化事業の対象となる平和島駅~六郷土手駅間(本線約4.7キロ)と京急蒲田駅~大鳥居駅間(空港線約1.3キロ)の全区間の上り線が高架となる。今回の高架化により沿線地域の地上は下り線のみの通過となるため、国道15号踏切など沿線の踏切の遮断時間が1時間あたり約40%減少することが見込まれるという。 同社によると、2012年度に予定する全区間の上下線の高架化が完了時には、国道15号線・環状八号線などの合計28の踏切が撤去されることなり周辺地域の交通渋滞の解消が期待できるほか、都心(品川)~羽田空港間のピーク時の運転本数を現在の10分間隔から6~7分間隔に