自動車社会の米国で、次世代型路面電車(LRT)が急速に普及している。大都市の渋滞を緩和できる上、マイカー利用に比べて二酸化炭素(CO2)排出量が少ないため環境負荷を低減できて一石二鳥だと高評価。電車やバスは「マイカーを買えない人たちが仕方なく使うもの」という偏見が根強い米国に、変化をもたらしつつある。 ▽手軽さが魅力 成田を含め国内外と結ぶ多数の便が発着する米南部テキサス州のダラス・フォートワース国際空港。隣接してLRTの新駅が建設された。8月18日に延長区間約8キロが開業すると、ダラス中心部まで約50分で結ばれる。運賃は原則2.5ドル(約250円)で、タクシーの20分の1程度で済む。 報道関係者を招いた7月の試乗会で、運行するダラス高速輸送公社(DART)のトーマス社長は「空港に到着後、電車に飛び乗れば目的地へ手軽に向かえる」と強調。同空港のクライツ上級副社長も「鉄道での移動に慣れ
![米で路面電車続々 車社会に変化、環境で評価 - MSN産経フォト](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d4e8d5c272abee63dc579f1ce9b1c7a792d92950/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Faz490469.vo.msecnd.net%2F~%2Fmedia%2Fkodawari%2F2014%2F08%2F17lrt%2FZmain20140802GZ0JPG00001400.jpg)