韓国併合100年菅首相は「痛切な反省とおわび」をする首相談話を発表し、朝鮮王朝儀軌(ぎき)の「引き渡し」をするということです。儀軌とは朝鮮王朝の行事を絵と文で記録したもので、時々の政治、経済、文化、風俗がわかるものです。絵は芸術品でユネスコは世界遺産に登録しました。朝鮮半島を植民地にした日本の皇室の手に渡ったものです。普通なら返すというのに「引き渡す」というのです。少し変ですね。まだ大日本帝国の影を引きずっているのですね。併合は違法でなく、法律的な権利義務はないという立場からものをいっているわけです。きっぱり植民地支配の誤りを認め東北アジア共同体の方向にすすめるべきではないだろうか。小さな国益ではなく大きな日本の将来、恒久平和の世界を作る日本の心意気を示すほうが世界から日本は尊敬されるのではないか。それが日本の進むべき道ではないか。儀軌についてもっと知りたい人は11日付赤旗『潮流」をご覧く