以下の文章は、Martin Fowler による Domain Logic and SQLの日本語訳である。 データベース指向ソフトウェア開発者とメモリ上(in-memory)アプリケーションソフトウェア開発者との間のギャップは、ここ数十年、徐々に広がってきている。このギャップが原因で、データベースの機能(SQLやストアドプロシージャ)をどのように扱えばよいのかという議論が数多く巻き起こっている。ここでは、ビジネスロジックを SQL に置くべきか、それともメモリ上のコードに置くべきかといった問題について、主にパフォーマンスと更新性の観点から考察を行う。考察には簡単な例を使うが、SQL クエリはしっかりとしたもの(rich SQL queries)を用いるので悪しからず。 エンタープライズアプリケーション(訳注:以下、EA)構築に関する本(私の近著『P of EAA』など)を読むと、ロジック
スラングとしては有名な部類であろう「ガチ勢」であるが、ガチ勢はオタク趣味だろうと一般趣味だろうと例外なく「キモい」。 まず思いつくキモさ。パーティゲームガチ勢のキモさは言わずもがなだろう。人狼で最適行動を取らなかった、取れなかった人に利敵行為と言い始める奴、スマブラで「終点アイテム無し以外はスマブラじゃない」みたいなこと言い始める奴。キモい。人狼プレイヤーがキモがられる理由は非常に簡単で、「全員が各々の勝ちを目指してやる」という「前提」で推理するゲームなので、最適行動以外は利敵に近くなるゲームなのだ。「全員が多弁で事故が起きずにゲームが最後まで遂行される」という、ある意味機械的なリプレイが良い試合とされる、ガチ勢が幅を効かせるのは仕方がないのだ。スマブラはパーティゲームとしても格闘ゲームとしても楽しめるゲームだからこそ、パーティゲーム勢と格闘ゲーム勢は相容れない。そして格闘ゲーム勢が経験者
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「国全体をつくり替えるくらいのつもりで取り組んでほしい」。2021年9月1日、デジタル庁の発足式で菅義偉前首相はこう発破をかけた。そこから9カ月、早くも3つの課題が生じている。「システムトラブルが止まらない」「『オープン・透明』に黄色信号」「自治体システム標準化に遅れ」――だ。それぞれ見ていこう。 課題1 システムトラブルが止まらない 課題の1つ目はデジタル庁が運用するシステムのトラブルが相次いでいることだ。2021年11月から2022年4月にかけて、システムの不具合による利用者の個人情報漏洩のほか、メール誤送信による利用者のメールアドレス流出などが5件あった。 行政のデジタル化が進むにつれ、運用するシステムの影響も大きくなる。地方自治体や中央省庁が利用する「ガバメントクラウド」の稼働とその利用拡大を控えるなか、発足半年あまりのデジタル庁のシステム運用体制に早くも不安の声が上がっている。
世界中のITエンジニアが悩まされている原因不明でテストが失敗する「フレイキーテスト」問題。対策の最新動向をJenkins作者の川口氏が解説(前編)。DevOps Days Tokyo 2022 世界中のITエンジニアが悩まされている問題の1つに、テストが原因不明で失敗する、いわゆる「フレイキーテスト」があります。 フレイキーテストは、リトライすると成功することもあるし、失敗する原因を調べようとしてもなかなか分かりません。GoogleやFacebookやGitHub、Spotifyといった先進的な企業でさえもフレイキーテストには悩まされています。 このフレイキーテストにどう立ち向かうべきなのか、Jenkinsの作者として知られる川口耕介氏がその最新動向を伝えるセッション「Flaky test対策の最新動向」を、4月21日、22日の2日間行われたイベント「DevOps Days Tokyo 2
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