感情移入ができない人に捜査はできない―捜査技術の第2条「捜し出したい人や物の気持ちを知る」―:ビジネス刑事の捜査技術(7)(1/2 ページ) 探したいと思っているものが人の場合は、それが物の場合よりも探しやすい。例えば、犯人は見つかっても、犯人が隠した凶器は見つかりにくいものだ。それはなぜだろうか? 今回は、“モノを捜す”際のテクニックの第2弾を紹介する。 物より人の方が探しやすい 探したいと思っているものが人の場合は、それが物の場合よりも探しやすい。犯人は見つかっても、犯人が隠した凶器は見つかりにくい。なぜだろうか。 それは犯人には心があり、その行動は何らかの思いに基づいているからだ。追い詰められた犯人がどこに逃げるのか、遠くへ逃げようとする犯人は何をしようとするのか、捜査員は犯人の気持ちになってその行動を推理する。腹が減れば飯を食う。遠くに逃げたければ駅に行く。車に乗っていればガソリン
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