年月を重ねた、深みのある木の色。 カラリカラリと気持ちのいい音を 響かせてくれそうな建具たち。 住んだことはないのに、 ホッと落ち着くのはどうしてだろう。 今回ご紹介するのは、 不思議と心がほぐれていく古民家。 知らない家のはずなのに、 「はいはい、よく来たねぇ」と あたたかく迎えてくれる気がする。 こちら、みかん農家さんが 長らく使われていた住宅とのことで。 おそらく大正時代からあるだろうと 言われているそうですよ。 大正、昭和、平成、令和。 いくつもの時代を見てきたからこそ 醸し出せる、この凛とした表情。 いったい、何人のお客さまを この堂々とした玄関で 受け止めてきたのでしょうか。 華美な装飾があるわけではない。 けれど視線が吸い込まれてしまう。 一長一短では出せない、この風合い。 物件は2階建て。 憧れの古民家暮らしを 実現させるのもすてきでしょうし、 お店としてリノベーションする