「申し訳ありません」――。政府の持続化給付金事業を受注し、電通に再委託。数百億円の事務費の一部を“中抜き”したのではと疑われている「サービスデザイン推進協議会(サ推協)」が8日、都内で電通と共に会見を開いた。いかにも申し訳なさそうだったが、結局、自分たちを正当化してみせた。 … この記事は有料会員限定です。 日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。 (残り729文字/全文869文字) ログインして読む 【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】 初回登録は初月110円でお試しいただけます。
新型コロナウイルス感染拡大が景気、雇用に与える影響は二〇〇八年のリーマン・ショック当時を上回るのか。同年十二月末から〇九年一月にかけて東京・日比谷公園内に設けられた「年越し派遣村」など、生活困窮者支援に長年取り組んできた一般社団法人「つくろい東京ファンド」の稲葉剛代表理事に、現状や見通しを聞いた。 (編集委員・上坂修子) 「三月ごろから、家賃が払えないという話が出てきた。最初に観光業や飲食業、文化・芸術関係の自営業やフリーランスの収入が激減した。四月に緊急事態宣言が出されてネットカフェにいた人が居場所を失い、『つくろい』には百七十件のメール相談が寄せられた。今は製造業で派遣切りが始まっている。貧困拡大のスピードも規模も、当時をはるかに上回っている」
新型コロナウイルス感染症のまん延に対応した緊急経済対策として、国民1人当たり一律10万円を給付する「特別定額給付金」。そのオンライン申請を巡り、実務を担う各自治体から悲鳴が上がっている。最大の要因は、政府が自治体の実情を踏まえずに「迅速に給付できる」とオンライン申請を推奨した点にある。 「申請書の到着を待たずにオンライン申請を」 「マイナンバーカードの活用等、迅速な給付システムについて検討を行う」――。政府が2020年4月7日に閣議決定した新型コロナに関する緊急経済対策で、個人への給付金についてこう記した。 実際に給付金のオンライン申請が始まった5月1日当日、高市早苗総務相は会見で次のように述べた。「マイナンバーカードをお持ちの方は、ぜひ、申請書の到着を待たずにオンライン申請をご利用いただきますよう、お願い申し上げます」。 オンライン申請を推奨したのには理由がある。政府はリーマン・ショック
安倍応援団・つるの剛士がこの状況で「安倍首相にお疲れ様を言いませんか?」 ならば首相が本当に疲れるほど働いていたか徹底検証 毎日新聞につづき朝日新聞の世論調査でも内閣支持率が20%台に突入し、いよいよ「危険水域」に足を踏み入れた安倍政権。新型コロナ対応の後手ぶりはもちろん、そこに黒川弘務・前東京高検検事長の問題が噴出したことを考えれば、当然の結果だろう。 だが、こうした世論に焦っているのは安倍首相本人だけではない。安倍応援団も同じだ。なかでも露骨だったのが、安倍首相の会見がおこなわれた25日に投稿された、つるの剛士のこんなつぶやきだ。 〈国民の皆さんで安倍首相にお疲れ様、ご苦労様を言いませんか? 震災の時、テレビに出てくる度お疲れ顔になっていた枝野さんに“お疲れ様です!寝てください!”と労った時のように。 政治家の皆様も同じ人間。人です。 未曾有で大変な時こそ、皆んなで励まし労い合いません
■クラスターどころか感染経路にもない 「私たちパチンコ業界は日本全体で9割以上も休業しました。そしてクラスターはなかった。そもそも自粛要請以前からクラスターどころか感染経路にパチンコ店という発表は無かった。これはすべて事実です」 【この記事の画像を見る】 電話口の声は関東近郊のパチンコ店幹部である。私の高校時代の友人(お互い高校は別)だが、何度か取材に協力してもらっている人だ。彼は勝ち誇るでなく、昔から冷静で、クレバーな彼の言葉は重い。決して浮つくことはない。 私は団塊ジュニアのリアルをテーマに昨年末から今日まで歩き続けた。そのさなかに起きた新型コロナウイルス騒動、私にとってのテーマはコロナ禍の団塊ジュニアに変わった。思えばバブル崩壊と就職氷河期、山一ショック、ITバブル崩壊、リーマン・ショック、東日本大震災と、団塊ジュニアはよく生き延びて来れたものだ。私の同世代の同僚、友人の中には途中で
くぼた・まさき/テレビ情報番組制作、週刊誌記者、新聞記者、月刊誌編集者を経て現在はノンフィクションライターとして週刊誌や月刊誌へ寄稿する傍ら、報道対策アドバイザーとしても活動。これまで200件以上の広報コンサルティングやメディアトレーニング(取材対応トレーニング)を行う。 著書は日本の政治や企業の広報戦略をテーマにした『スピンドクター "モミ消しのプロ"が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)など。『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)で第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。 新刊『潜入 旧統一教会 「解散命令請求」 取材NG最深部の全貌』が発売中。 情報戦の裏側 できれば起きてほしくない「不祥事」だが、起きてしまった後でも正しい広報戦略さえ取れば、傷を最小限に済ませることができる。企業不祥事はもちろん、政治家の選挙戦略、芸能人の不倫ネタまで、あらゆる事
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く