8日、政府に「まん延防止等重点措置」の適用を要請した小池都知事。都民に「都県境を越えた外出や大都市圏との往来を控えてほしい」と呼びかけたが、その訴えは届くのか。武器だったはずの“発信力”に陰りが見えるのだ。 小池都知事は「いつ東京が大阪のようになってもおかしくない」と、第4波への危機感を強調したが、緊急事態宣言の全面解除前から都心の人出は急増。8日までの直近1週間の人出は、宣言前に比べ、新宿駅周辺で平均24.5%、渋谷センター街周辺で同30.3%も増えた。 重点措置の適用を踏まえ、都は対象地域の飲食店に再び午後8時までの時短営業を要請し、都民にGW期間中の外出自粛を訴える。都民の協力を仰ぐため、小池都知事は“武器”の見せどころだが、出演する都の公式動画は低迷気味だ。再生回数を当て込んだ芸能人との対談動画もイマイチ伸び悩んでいる。 昨年8月公開のユーチューバー芸人・フワちゃんとの対談動画の再