【ネタ・十二国記】仁?何それ美味しいの? 違和感 子供の頃から、そればかりを感じていた。 物心ついた頃には既に感じていたそれは時と共にゆっくりとだが確かに大きくなっていった。 おかげで常にいらいらしており、まともな人間関係も作れなかった。 それどころか近所の悪ガキどもとは常に喧嘩三昧で、小学校初期の時点で既に要注意人物扱いだった。 でも、心配してくれる両親と祖父母、兄弟を裏切る事はできなかったので、勉強だけは必死にやった。 14年、オレはずっと勉強と喧嘩を続けていた。 そんなだから、オレの趣味は静かに読書する事。 誰とも話さずに知識を貯め込んでいく事は、オレにとって非常に心地よいものだった。 だが、そんな生活は唐突に終わった。 祖父母の農業の手伝いを終わり、帰宅すべく通り慣れた街角を曲がった時 突然、大地が揺れた。 地震。 そう判断した途端、咄嗟に電柱や塀から距離を取り、両手をついて回りを